東京都事業 「Tokyo Robot Collection」
ロボット実証におけるサービスロボットの公募第3弾を開始

株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳 圭一郎、以下 当社)は、平成31年度から引き続き、先端テクノロジーショーケーシング事業「Tokyo Robot Collection」(以下、本事業)を事業プロモーターとして実施しています。
本事業は、先端技術を用いたロボットによる新しい社会実装モデルをショーケース化することで、東京の未来の姿とそれを支える日本の技術力を国内外へ発信することが目的です。
本事業では、東京都内に社会実装モデル実証フィールドを設定し、ロボットが人間と共存しつつサービスを提供することで、東京都の抱える社会的課題(感染症対策、労働力の確保、移動手段の充実、外国人観光客の受け入れ環境の整備など)を解決する姿を国内外へPRしていきます。
このたび、実証に使用するロボットを以下の通り募集いたしますのでお知らせします。

1 事業概要

東京都が委託した事業プロモーター(NTTデータ経営研究所)が、東京都の課題解決に資するロボットを募集し、実証フィールドごとに複数台選定して、実証に係る支援を行います。実証を通じて得られた結果をもとに、導入効果や有効性及び社会実装に係る課題等を検証するとともに、社会実装モデルのショーケース化に向け、本実証や先進的な取り組みを国内外に向けてPRします。

<事業スキーム>
事業スキーム

2 公募対象ロボット

将来、社会実装が可能な東京都内の実証フィールドにおいて、各実証テーマに沿った人間と共存しつつサービスを提供するロボット(自動運転車及び産業用ロボットは対象外)を公募します。
実証を行うロボットは、公募の上、外部有識者等による審査を経て選定します。

3 実証内容

実証内容は以下の通りとします。なお、実証内容や実施時期は実証フィールド提供者との調整により、変更となる場合があります。詳細は公募要領をご参照ください。

実証テーマ 多種多様なロボット連携による安心・安全なエリアマネジメント実現に向けた実証
実証の目的・概要

新型コロナウイルス感染症の流行下において、ビジネス施設や商業施設等多様な施設を集積したエリア(街)をマネジメントする管理者には、施設管理業務(警備・清掃等)の安全性の確保や、一般客等が安心して来訪できる環境作りを行うことが求められています。


このような中、先端産業施設や、体験型商業施設等の一般向け商業施設等から形成される「HANEDA INNOVATION CITY(以下、羽田イノベーションシティという。)」においても、施設管理業務の感染リスクの低減、一般客の集客や来訪者への安全なサービス提供が大きな課題となっており、これらを多彩なロボットを活用して解決していくことが期待されています。


そこで本実証では、管理業務や来訪者の遠隔体験等の多様な個々の活動をロボットにより支援しつつ、それらロボットの管理を一元的に行うことを目指し、感染症流行下においても安心・安全にエリアマネジメントを行い、街の活動や活性化を継続できる新しい街のあり方を発信します。


本実証は、9月18日から予定される羽田イノベーションシティの開業イベントと連携し実施します。

実証フィールド 羽田イノベーションシティ
実証フィールド
提供者

羽田みらい開発株式会社

実証時期

2020年9月18日~10月中旬のうち、数日間程度(雨天・荒天日は屋内空間でのみ実施)
実施時間:10:00~16:00(一部日程で夜間の実証も検討)

実施場所

羽田イノベーションシティの屋外(イノベーションコリドー・足湯スカイデッキ等)及び屋内(文化体験商業施設・大田区施策活用スペース等)

実証フィールド
の特徴

2020年7月3日に開業した羽田イノベーションシティは、「先端」と「文化」の2つのコア産業と、羽田空港に隣接する立地を活かし、新たな体験や価値を創造・発信する未来志向の街づくりを推進します。そして、新しい街のあり方の発信を目指します。
新しい街の姿を実現するために羽田イノベーションシティでは、施設内物流・清掃・設備点検/修理・警備などの街の施設管理や、快適で安全な街の利用体験の提供等のエリアマネジメント活動について、積極的に先進的な技術の取入れを目指します。そして、これらの取り組みを通じて、新しい街のあり方を羽田イノベーションシティから発信していきます。

対象ロボット

羽田イノベーションシティにおける感染症のリスクを軽減し、安心で先進的な街を目指すエリアマネジメント活動を支援可能なロボットを公募いたします(以下、想定ロボットの例)。また、多種かつ広域のロボット管理を支援するものを公募いたします。


【例】

  • 搬送ロボット(屋内・屋外)
  • 清掃ロボット(屋内・屋外)
  • 警備・点検ロボット(屋内・屋外)
  • 災害対応ロボット
  • パーソナルモビリティ
  • 案内ロボット(翻訳含)
  • コミュニケーションロボット
  • アバターロボット
  • 飲食店舗での活用が期待できるロボット
  • その他(本実証と関連性が高いと考えられるロボット)

期待する
実証内容

新型コロナウイルス感染症の流行下、羽田イノベーションシティのエリアマネジメントとして、施設管理業務等の担い手と街の利用者の接触防止や、感染症対策のために低下した業務効率の改善、街の利用者の安心感及び快適性の向上に資する活動が求められています。本実証でもこれらの支援を想定した実証を期待しています。また、街でのロボット活用を推し進めるために、これらの個々の取り組みの一元管理を支援する実証も期待しています。(以下、想定の例)


  • 施設内物流、清掃、点検、警備の担い手と街の利用者の接触を防止するもの
  • 段差や傾斜を有する環境下での移動ができるもの(広域への移動により多様な場面での機能発揮が可能なもの)
  • 施設内物流、清掃、点検、警備業務において、感染症対策として実施する消毒等の作業負担を軽減し、業務効率を改善するもの
  • 街の飲食店舗利用の安全性を向上するもの
  • 移動負担の軽減や街の案内などを通して、快適な街の利用体験を実現するもの
  • 街にいなくとも街の施設等の利用体験を実現するもの

【エリアマネジメントの役割】
期待する実証内容

【街の施設管理】
期待する実証内容

【街の体験】
期待する実証内容

4 応募方法

特設サイト(URL:http://www.tokyo-robottech.tokyo)にて必要書類をダウンロードいただき、下記提出先まで電子メール及び添付ファイルにてご提出をお願いします。


○提出先:株式会社NTTデータ経営研究所

○E-mail:tokyo_robot_collection@nttdata-strategy.com

○件名:【ロボット実証応募】ロボット事業者所属名(送信年月日)
 (例)【ロボット実証応募】○○会社(20200810)

5 今後の流れ

(1) 公募受付期間:    2020年8月7日(金曜日)16時~2020年8月18日(火曜日)13時

(2) ロボットの選定:   2020年8月下旬頃を予定

(3) 実証の実施:     2020年9月18日~10月中旬のうち数日間程度を予定

6 その他

公募要領や、その他の詳細は特設サイト(URL: http://www.tokyo-robottech.tokyo)をご参照ください。


【本事業に関するお問い合わせ先】


株式会社NTTデータ経営研究所
情報未来イノベーション本部
先端技術戦略ユニット
Tel:03-5213-4223(月~金10:00-17:30 )
E-mail :

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