概要

社会にインパクトをもたらす新たなプロダクトを素早く生み出すためには、異業種の技術やアイデア、サービスやノウハウを組合せ、新たな価値を共創していく「オープンイノベーション」が有効な手段のひとつです。このオープンイノベーションを実現するためには、その一翼を担う中小・ベンチャー企業・大学等（以下、「支援先企業」という）の持つ技術を、技術的なシナジーのある特許技術を持つ事業会社（以下、マッチング先企業という）に橋渡ししつつ、健全な共創関係の構築を促していくことが非常に重要です。

特許庁ではこれまで、支援先企業が持つ技術を分析し、マッチング先企業をショートリストにしたレポートを活用したマッチング支援を行い、一定の成果を収めてきました。今後、本マッチング支援を普及・定着させるためには、レポートの利用価値を多くの機関に認識いただくことが重要と考えております。

今年度においては、①レポートを作成できる分析事業者（以下、分析事業会社という）を増やすこと、②地域金融機関、ベンチャーキャピタル、大学産学連携本部/TLO、政府系支援機関等（以下、支援機関という）が本事業に参画し、レポートの価値を理解いただくこと、の2点を踏まえ、支援先企業に向けたマッチング支援のための活動を行います。

説明会開催（対象：支援機関・支援先企業）

レポート及びレポートを介したマッチング支援の普及には、レポートの考え方を支援機関・支援先企業に広め、多くの支援機関・支援先企業にレポートを利用してもらうことが必要と考えています。そこで、本事業の趣旨やレポートについて等の説明会を開催します。また、本事業への参画をいただける支援機関・支援先企業を募り、1組の支援機関・支援先企業チームとして、マッチングを支援します。

説明会に参加希望の方は、下記のE-mailアドレス宛に「氏名・所属・連絡先（E-mailアドレス）」をお送りください。

NTTデータ経営研究所について

NTTデータ経営研究所は1991年に設立。社会における様々な動向を把握・分析し、変化の兆しを読み取ることにより問題解決への道筋をつけながら制度設計や事業企画を行います。さらに、情報が生み出す新しい価値を原動力として、企業や行政機関等に対し、未来につながるイノベーションを戦略立案から実践まで支援しています。R&D戦略や知的財産戦略の構築支援のほか、技術の棚卸し、知的財産価値評価等、技術や知的財産分野のサービスに多数実績があります。また、技術主導型企業の事業化支援を通して蓄積された、技術と市場に対する知見に基づき、技術主導型企業を対象としたビジネスＤＤをはじめとした各種ＤＤの実績も豊富です。

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