個人個人が暮らしやすい、生活者を中心とした社会のあり方を考え、未来に必要な価値を実装する

Yonezawa Asako 米澤 麻子

ライフ・バリュー・クリエイションユニット

矢野 勝彦 執行役員/パートナー/ユニット長

ユニット長から見た米澤 麻子

コンサル未経験での途中入社から女性初のパートナー就任まで、生活者の課題解決への思いをコンサルティングスキルに反映してきた。高齢者、女性、こども、障害者等への暖かい視点で、新しいテーマとマーケット開拓を推進してもらいたい。

個人個人が暮らしやすい、生活者を中心とした社会のあり方を考え、未来に必要な価値を実装する

前職の保険会社では健康・介護関連の新規事業開発に携わっていました。最初に携わった介護のプロジェクトでは、介護現場の方と何度も意見交換し、想いに触れる機会が多くありました。現場の方たちが前向きに仕事に集中できる環境を作ることが高齢者の生活にとって重要と感じ、それが私の原体験になっています。現場の声を拾い上げ、それを持続可能なビジネスに繋げて、社会にとっても、個人にとっても、現場で働く人にとってもよい循環が生まれる仕組みを作ろうと心に決めました。

その後ヘルスケア以外の部署に異動するタイミングで、当時ヘルスケアの領域を立ち上げるタイミングだった当社に、ヘルスケア全体を俯瞰的に捉えることができる環境に魅力を感じ、入社しました。

人々の生活の中でも大きな割合を占めるヘルスケア領域のコンサルティング・調査研究を官民両面から提供

当社は官公庁、民間企業、介護や医療の現場など、多くのステークホルダーとネットワークを築いています。そのため、チームを編成し、共同で課題解決に取り組むことが可能です。

また、社会課題オリエンテッドという特徴もあります。企業として利益を上げることは重要ですが、単なる利益追求ではなく、社会に価値を提供し、社会全体の発展に貢献するバランスを考えながらコンサルティングに取り組んでいます。それゆえに、短期的な利益に焦点を当てたプロジェクトは存在せず、長期的な視点でコンサルティングに取り組むことができるのは当社の良さだと言えます。さらに、長きにわたり当社で活躍するコンサルタントが多いため、長期的な視点で物事を考えながら社会課題に向き合うことができる環境です。

全国の現場に赴いて、地域課題解決に資する遠隔医療の普及推進に向けたプロジェクトを通じて、テクノロジーの在り方を考えた

当社に入社してすぐに関わった遠隔医療のプロジェクトは印象的でした。NTTデータ経営研究所としてヘルスケア領域の立ち上げの時期であり、遠隔医療は中長期で一つの大きなドメインになると考えて、力を注いでいました。遠隔医療が地域医療にどう役立てられるか、関係省庁が議論する委員会の事務局としてプロジェクトに関わらせていただきました。実際に全国の様々な地域にヒアリングに赴き、具体的な地域医療の状況を現場の医師の方々から把握し、遠隔医療の類型等を整理していきました。遠隔医療は単にテクノロジーを医療に適用するものではなく、医療アクセスを改善するための手段です。遠隔医療はプロジェクトを通じて、地域の課題解決に役立つテクノロジーのあり方を考えることができました。

当時は通信技術も未熟で、遠隔医療は、本当にやり取りできるかといった技術検証が主に研究されていました。今ではテクノロジーが進化し、コロナ禍を経て、制度面も様々整えられてきたことを通じて、遠隔医療、オンライン診療が大きく普及してきています。現在も遠隔医療、オンライン診療に関係するプロジェクトに関わっていますが、とても感慨深いです。

社会に価値を提供し、社会全体の持続可能な発展に貢献するコンサルティングを目指す

生活者を大切にして、その方たちを中心に社会のあり方を考えていきたいと思っています。

企業として利益を上げることは不可欠ですが、単なる利益追求ではなく、社会に価値を提供し、社会全体の発展に貢献するバランスを考えていくことが重要です。長期的な視点で、官・民が同じ方向を向いて歩み、エンドユーザーに役に立つコンサルティングをしていきたいと考えています。

自分がどのように社会や人々の役に立ちたいのかという想いを大切にして、ワクワクする仕事に取り組むことが最も重要ですので、そうした想いを共有できる方と一緒に仕事をしていけると嬉しいです。