やりたいことだけでなく、やるべきことにコミット。様々なことに当事者意識をもって取り組んでいく

Nagano Yuichi 永野 雄一

コーポレート統括本部

正木 貴士 経営企画部 部長

上司から見た永野 雄一

会社全体を見ることができるポジションということもあり、経営企画部という枠ではなく、全社最適の視座で業務にあたっています。今後は、数字を知っている強みを活かして、会社の新しい施策を自ら企画して、実行することを期待しています。
事業計画作成、予実分析という今までの強みに加え、今までやったことがない業務(経営理念の見直し等)にも、試行錯誤しつつにはなりますが、自ら周りを巻き込んで、様々な経験を踏みつつ、着実に成長しています。

自身の培ってきた強みでしっかり貢献しつつ、自身の成長ができる環境だと思い入社を決意

大手メーカーのソフトウェア子会社の在籍期間が長かったのですが、主に事業計画作成や予実分析を担当し、個社独自の社内システム導入等、組織横断業務も行っていました。しかし、ある時から親会社の統制が強くなったことで個社の判断で行えることが少なくなり、自身のチャレンジの幅が狭まってしまったタイミングで転職を決めました。

転職にあたっては、これまで経験のないことにチャレンジできる環境があることと、これまで強みとしてきた数値管理の能力でしっかり貢献することができることを重要視しました。

当社の採用面接では、業務内容や特に私への期待を詳細に説明してもらえたことにより、当社に貢献できることを具体的にイメージすることができたので、入社を決意しました。

現場と適切なコミュニケーションを取りながら、経営戦略・経営企画の立案と進捗管理やPJ運営をサポート。大事なのは、当事者意識

主に対応している経営戦略・経営計画の立案とその進捗管理にあたっては、コンサルタント側の組織長に戦略資料や数値資料を提出してもらうことになるのですが、組織長は皆さん非常に多忙で、コミュニケーションを取れる機会は限られています。どういった背景でどういったものを求めているのかが一発で正しく伝わるよう、説明資料やフォーマットの準備を入念に行いますし、提出された資料に疑問点や修正すべき点があった場合は、二度手間とならないように論点をきっちり整理し、時にはこちらで改善案を用意した上で組織長と確認を取るようにしています。

そのためには、日頃から各組織の状況をよく理解しておく必要がありますし、この組織長とはこのタイミングで相談すると良いということを把握しておく必要もあります。また、組織長側からデータの提供を求められた場合は、迅速に対応することを徹底しています。泥臭く現場と一体となって仕事に取り組むことが、信頼に繋がると考えています。

組織長以外のコンサルタントに対するスタンスも同様です。コンサルタントから様々な依頼が届きますが、それは現場で調べて、ではなく、当事者意識をもって一緒に対応するように心掛けています。

会社の新しいビジョンを策定。数年に一度、場合によっては10年に一度の取り組みを、全社を巻き込んで推進

当社の経営理念体系を見直すことになったのですが、その一環として2023年度に新たにビジョンを策定することが決まり、私が主担当としてアサインされました。

当社にはそれまでビジョンがなく、私自身も会社のビジョン策定を推進した経験はなかったのですが、数値管理に強みを持っていた自分としては、この取り組みは自身の幅を広げ、成長するまたとない機会になると思い、全力で挑戦しました。

社員に納得感をもってもらえるビジョンを作ることを意識しましたが、そのためにはできる限り多くの社員の声を直接聴くことが大事だと考え、経営層との会議はもちろん、幹部層との会議、マネージャー職階との対話会、全社員に対するアンケートを企画・実施しました。当社には様々なバックボーンを持つ社員が在籍しているので、ある場では良いと評価されたビジョン案が、別の場では散々な評価になるなど、社員の声を一つの形に落とし込むことは困難でしたが、何度もブラッシュアップした結果策定された「Lighting the way to a brighter society」というビジョンには、多くの社員の考えを反映させることができたのではないかと思っています。

自分発信の課題解決。トップダウンの課題に対応するだけでなく、自ら提起できる人材へ

経営層から提示された課題への対応に留まってしまい、自ら課題、特に組織を跨るような課題を提起し、解決に向けたアクションを取ることができていないなと感じています。

ただ、課題を提起してもそれを解決できる実力がないと意味がありません。全社を巻き込んだビジョンの策定を経験することができましたが、他の組織横断的な課題にも積極的に携わることで経験を蓄積し、自信をもって課題を提起できるようになりたいと思います。

課題を解決するには、これまでの当社にはない知見や視点を持った方の力が必要です。現状に至る経緯をよく理解し、良いところと悪いところを把握したうえでより良いものへ昇華する、そんなマインドを持った人と一緒にチャレンジできたらなと思っています。