カーボンニュートラル社会の実現に向けて計画策定から事業化まで幅広くサポート

Kuwahata Minami 桑畑 みなみ

社会・環境戦略コンサルティングユニット

村岡 元司 執行役員/パートナー/ユニット長

ユニット長から見た桑畑 みなみ

■ コンサルタント経験がない中で当社に入社頂き、企画・営業・生産のいずれの側面でもバランスよく成長中。
■ クライアントの声を真正面から真摯に受け止めることができ、落ち着いて誠実に解を考えることが可能。
■ コンサルタントとしての専門性に加え、メンバーのマネジメント能力にもポテンシャルがあり、組織内リーダーとしての活躍も期待。

環境・エネルギー分野で課題を解決するプロフェッショナルになりたい

昔から環境問題に関心があり、環境政策を専攻しながら学生団体でも活動を行っていました。就職の際には、東日本大震災により電力の大切さが身に染みて、影響力の大きい仕事を求めて大手電力会社に就職しました。そこでは数年単位で部署異動があり、火力発電所の企画・管理や本社の財務担当としての投資判断や資金管理等、手触り感がありながらもダイナミックな業務に従事しました。ただ、しばらく希望する再エネ開発への部署異動が叶わず転職を決意しました。

コンサルは原則として部署異動がなく中長期的に専門性を磨けること、その中でも当ユニットは幅広い環境分野への支援に力を入れていることを魅力に感じて2019年に当社に入社しました。

太陽光やバイオマスといった再エネの導入を中心に地域課題も解決する、自治体向けのカーボンゼロシティづくりを幅広くサポート

現在は、脱炭素を目指す地方自治体や企業等に対して、脱炭素を実現するための施策の提案から実行支援まで数多く手がけています。支援実績は増えましたが、地域や企業の環境づくりは決してお決まりの解決策がある訳ではなく、個別の地域事情や事業特性等を鑑みてオーダーメイドで検討しています。必要に応じてユニット内で知見のあるメンバーに相談することもありますし、別のユニットや外部企業と連携して提案することもあります。私はプロジェクトマネージャーとして、業務内容の提案からクライアントとのやりとり、資料作成やメンバーの作業の進捗管理など幅広い役割を担っていますが、その仕事のやり方の自由度が高いのが、我々の強みだと感じています。解決策を提示にあたっては納得するまでメンバー同士でディスカッションを行います。これだ!というアイディアが浮かび、クライアントに伝わり、賛同してくれる企業等とともに企画や事業化まで進めることができた時にはとてもやりがいを感じます。脱炭素社会の実現はとてもハードルが高いので、新しいアイディアを生み出しながら実現性を担保していくことがコンサルに求められており、それに応えるのは難しいからこそ面白いです。

前例がなく作業量も多い。難易度の高いプロジェクトマネジメントでコンサルの基礎を学ぶ

これまでの仕事の中で特に印象的だったプロジェクトは、ある政令指定都市におけるゼロカーボンシティ実現のための実行計画策定支援です。前例がないチャレンジングな目標を掲げる中で、如何に説得力を持たせることができるか、コンサルの基礎となる論理的思考をプロジェクトを通じて学びました。また、通常一つのプロジェクトは2~4名程度の体制が多いのですが、本プロジェクトは膨大なタスクを同時にこなす必要があったため、7名と比較的多いメンバーでの体制でした。当時の自分にとっては難易度が高いマネージメントでしたが、メンバーのサポートや活躍に助けられ試行錯誤しながら提案を模索しました。特に苦労したのは、どのようなアウトプットのイメージなのか言語化が難しい部分です。クライアントと認識のずれがクレームに繋がることがあるので、必ず依頼の背景や仕上がりのイメージに留意するようにしました。取り纏めた計画は公開され、今ではこの経験をきっかけに数多くの自治体の方からお声がけいただくようになりました。当時類似業務ゼロの状態からここまで実績を積み上げることができたことについては、苦労した甲斐があったなと感慨深く感じています。

多岐に亘る環境・エネルギー分野の知識と経験を有する専門家として、より多くの方に認知されたい

今後当面の目標は、環境・エネルギー分野のコンサルとして有名になることです。環境・エネルギーという分野において、例えば大学教授のような個別技術を深く研究されている方は沢山いらっしゃいますが、そうではなくて幅広い分野を横断的に理解した上で最適な提案をできるような「視野が広い専門家」になりたいと考えています。そのためにも、今は地方自治体向けのお仕事が多いのですが、今後は環境省や経済産業省といった、中央省庁向けの支援を増やしていきたいです。将来的に国が目指すゼロカーボン社会の実現に向けて、これまでの現場での経験を踏まえて私なりに貢献していきたいと考えていますし、それが当社では叶えられると信じています。