ロジカルさと人間力で官民を繋ぎ、新技術の社会実装で未来を創るコンサルタント兼ビジネスパートナー

Wagatsuma Masayoshi 我妻 正祥

社会・環境システム戦略コンサルティングユニット

村岡 元司 執行役員 / ユニット長 / シニアマネージングディレクター

ユニット長から見た我妻 正祥

■入社以降、現場起点の視点を磨き、構想検討に留まらず事業化・実装まで自走できる人材へと成長している。
■持ち前のエンジニアリング力を活かし関係者を巻き込む推進力が強み。
■今後は先端技術の社会実装を担う中核として、より難度の高い案件での活躍を期待している。

課題解決を繰り返すプラントの試運転現場での経験を経て、ビジネスそのものを創る側への挑戦を決意

前職ではバイオマス発電所の設計と試運転を担当し、機器を一つずつ稼働させながら発電所全体を定格値まで立ち上げる最終工程を主に担っていました。日々のトラブル対応や設計変更を繰り返す中で、「そもそもこのプラントを作ると決めた人の仕事は面白そうだ」と新規事業開発に興味を持ち、現場の知見を起点に地域のエネルギーや産業を前に進める道を選びたいと考えました。

コロナ禍で多くのファームが採用に消極的な中、当社の面接が進みました。他社と異なり、面接官は素人の私にも分かるよう地域課題とアプローチを圧倒的な熱量で語ってくださり、1時間の予定が50分超過するほどディスカッションが盛り上がりました。こんな熱量とビジョンを持つ人たちと働きたいと強く感じ、入社を決意しました。

水素やCCUSなど新技術の社会実装に向け、官民連携と多様なステークホルダーを束ねるアライアンス形成により事業化を推進

水素、CCUS、ワット・ビット連携のような新技術を主なテーマに扱っています。顧客は民間企業が多いですが、新技術は民間だけで事業化できるものではないため、国や自治体との官民連携で進めることも少なくありません。

新技術の必要性については多くの方々と合意できるものの、実際の導入にはコストや法規制といったハードルがあり、事業化は容易ではありません。そのため、域内で事業を実施したい自治体や、事業化を目指す民間企業を支援する際には、多くのステークホルダーを巻き込みながらアライアンスを進めることが重要になります。

ここで求められるのは、コンサルタントとしてのロジカルさだけではありません。ステークホルダーを納得させ、アライアンス形成に持ち込むコミュニケーション力が不可欠です。どのような事業者が需要家になるかという仮説はロジカルに立てられますが、実際にコンタクトして口説いていくフェーズでは、議論の中で相手を唸らせる瞬発力が問われます。そのために多くの企業の方々と意見交換を重ね、幅広い領域の知識を身につけ、即座に引き出しから知恵を絞り出す力を磨いています。

個の力が試される痺れるプロジェクトも多いですが、自己成長を実感できることが何よりの醍醐味だと感じています。

存在しないマーケットへの挑戦、ロジックだけでは越えられない壁とオフィスを飛び出して掴んだ成長

私が特に成長できたと感じるのは、水素供給の事業化を支援したプロジェクトです。CO2排出量を実質ゼロにするため、天然ガスから水素など次世代エネルギーへの燃料転換が急務となっており、水素サプライチェーンの構築をビジネスチャンスと捉える企業から、既存事業とのシナジーを出しながら可能性を探りたいという依頼を受けました。

存在しないマーケットに対する事業性評価は困難で、いくつかの仮説を基に販売単価やコストなど明確な値が存在しないパラメータを設定し、財務シミュレーションと感度分析で評価しました。クライアントと議論を重ね確からしさを高めていく作業は困難でしたが、やりがいもありました。

次の壁は販売先の確保です。顧客になり得るセグメントを特定し、代表電話への連絡や既存チャネルの活用など、あらゆる手段でコンタクトを取り意見交換しました。多くの企業は新技術の知見がないため、勉強会を開催しながら興味を持ってもらい、対面で議論することで少しずつアライアンスを広げました。

調査・思考するだけでなく、外に出て様々な方とのフィジカルな繋がりを作り、信頼を積み上げる力がついたことが今の仕事の土台になっています。

名前をつけられない魅力を磨き、コンサルタントからクライアントのビジネスパートナーへ

生成AIの発展により、従来のコンサルティングのバリューは低下していくと感じています。顧客が生成AIでリーチできる内容を超える必要があり、ある意味でコンサルタントにとって厳しい時代です。そんな時代に生成AIに代替できず顧客にバリューを感じてもらえる能力とは、名前がないものではないかと考えています。

「何かに詳しい」や「綺麗な資料を作るのが上手い」といった言語化される能力ではなく、「上手く言語化できないけど頼りになる」というファジーなコンサルタントが、生成AIの脅威を乗り越えるのではないでしょうか。

コンサルタントでありながらクライアントと一緒に技術を利用・実装していくビジネスパートナーを目指したいと思える方と一緒に成長していきたいです。