サービス概要
ワーケーションとは、リゾート地や地方等の普段の職場など異なる場所で働きながら休暇取得等を行う仕組みであり、従業員の生産性向上・心身の健康増進と観光産業および地域産業振興を両立する新たな働き方である。
しかし、ワーケーションが実際の労働生産性や心身の健康に与える効果・効用に関しては定量的研究がこれまでなかったことから、経営者や人事担当者はエビデンスに基づいてワーケーションの推進判断を行うことが困難で、制度や支援の普及も進んでいない状況である。
また、ワーケーションを持続的な取り組みとするためには、地域のリソース(観光資源、宿泊施設、ワークスペース等)や地域の強み等を科学的観点から適切に把握したうえで、持続的な事業モデルを策定することが重要である。
そこで、NTTデータ経営研究所のワーケーションコンサルティングサービスでは、ワーケーションの効果・効用に関するエビデンス獲得並びに効果的なワーケーション施策の策定・普及を目的として自治体・企業におけるワーケーションを推進する各種サービスの提供を行っている。
コンサルティングアプローチ
脳科学や心理学等の科学的知見を活用して新規事業開発支援等を行っており、脳科学・心理学的な方法論に基づいて労働生産性の向上等の効果検証アプローチを行う。各ワーケーション・プログラムの目的、コンテンツの特性、地域特性、参加者の要望等を事前に調査し、プログラム設計、効果検証のための実験準備、実施、データ取得、データ解析及びその後の施策提案などを行う。
具体的にはワーケーション事業のモニターツアーの企画段階から参画して、ワーケーションの利用者ニーズ(企業、社員個人含む)、ワーケーション利用者を受け入れる地域側のメリット(継続利用、ワーケーションをきっかけに関係人口の増加等)を考慮した効果検証の実施、結果の解析及び報告を行い、その成果をもとにしたモデル事業の提案等を行う。
これまで沖縄県や和歌山県等でワーケーション実証実験・効果検証を実施した上で、旅行会社の新規プログラム策定、宿泊施設でのプラン化、ワーケーション事業を実施したい地方自治体への提案等を行っている。
得られる効果
- ワーケーション事業の対外発信、官公庁案件等の共同リリースとして広く周知
- ワーケーション事業を実施したい企業、自治体からの問合せ窓口を1本化
- 効果検証を中心としたコンサルティング・サービスメニューの提示
- 「 ON / OFFiceTM 」(NTTデータ経営研究所におけるワーケーション制度)の成果報告