サービス概要
近年、日本は「失われた30年」を経て、国際競争力や経済成長率の低下、労働生産性の伸び悩みといった構造的課題に直面しています。特許出願件数の減少や、世界的な時価総額ランキングからの日本企業の後退は、かつて技術立国として存在感を示していた日本の地位低下を象徴しています。
さらに、世界的な人材不足が深刻化する中、AIをはじめとするテクノロジーの進化によって労働の在り方が大きく変化し、働き手の仕事観やキャリア観も多様化しています。こうした環境を生き抜くために、現代の企業には、従来の常識や組織運営の前提を見直し、「変化に対応できる組織」「変化を生み出し続ける組織」への変革を進めていくことが、これまで以上に求められています。
当社では、設立以来培ってきた多様な支援実績と、グループ企業を含む豊富な知見を活かし、お客様がこの不確実性の高い時代においても持続的に価値を創出できる組織への変革を支援します。具体的には、以下のサービスを中心に、戦略立案から実行・定着化まで一貫した伴走支援を提供しています。
■ チェンジマネジメント支援
危機意識の醸成から始まり、変革推進チームの組成、ビジョンの策定と組織内浸透、短期成果の創出に向けた施策実行、変化の定着を通じて、新たなアプローチを組織に根付かせる支援を行います。
■ ガバナンス変革
変革目標に即したKPI設計と改善プロセスの導入、適切な権限移譲や意思決定ルールの整備を通じ、統率と自律が両立する組織運営を支援します。
■ 事業ポートフォリオの再構築/ビジネスモデル変革
デジタル社会における競争ルールや業界構造の変化を捉え、新たな事業機会の探索と事業ポートフォリオの再構築を支援します。企業の強みやアセットを活かした戦略立案と、ポートフォリオに即した経営資源の最適配分を通じて、持続的な成長を実現します。
■ アジャイル型変革推進・組織文化改革
新規事業創出プログラムやオープンイノベーションの推進、サービスデザインアプローチの実践支援やワークショップ等を通じて、組織の自律的な学習と変革を促進する文化の醸成を支援します。
■ 組織・人事制度改革
多様な人材が挑戦と成長を続けられるよう、人材ポートフォリオ設計や専門職向けの制度設計、挑戦と学習のプロセスを評価する仕組みの導入を通じて、コラボレーションを促す環境づくりを支援します。
コンサルティングアプローチ
得られる効果
- イノベーティブな成果を導出できる組織への転換
- 未来への成長につなげる事業ポートフォリオの再構築
- 組織が新しいことにチャレンジする時間的・心理的余裕の創出
- 多様な人的資本を活かせる組織環境・管理システムへの転換
- コラボレーションを生み出すためのオープンでフラットな組織・風土への変革
- 時代の変化に即した価値創造を生み出す好循環モデルの構築
実績
- 民間企業:デジタルビジネス創出のためのチェンジマネジメント
- 民間企業:中長期DX戦略の策定と組織変革支援
- 自治体:デジタル変革組織の立ち上げにおける組織風土改革
など
メディア掲載
- 「北欧・デンマークにみる、イノベーティブな組織づくり・タイムパフォーマンス経営」(河本 敏夫、上野 夏鈴、川崎 実紗)(『経営研レポート』 2025年5月))
- 「北欧・デンマークに学ぶ「参加型デザイン」によるソーシャル・イノベーション」(河本 敏夫)(『経営研レポート』 2025年5月)
- 「北欧・デンマークにみる、2040年を見据えた人間中心の社会システム」(河本 敏夫)(『経営研レポート』 2025年3月)