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お知らせ

さっぽろウェルネスプロジェクト
行動特性などに応じて札幌市民を8タイプに分類するアルゴリズムの第一弾を開発

行動デザインサービス(ナッジ)
2024.09.11
株式会社NTTデータ経営研究所

株式会社NTTデータ経営研究所(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 重樹、以下 当社)は、札幌市保健福祉局ウェルネス推進課(以下 札幌市)および株式会社NTTデータ北海道(以下 NTTデータ北海道)と連携し、札幌市民を行動特性などに応じて8つのタイプに分類するアルゴリズムの第一弾を開発しましたのでお知らせいたします。

本取り組みは、札幌市とNTTデータ北海道で締結した「さっぽろウェルネスパートナー協定」の一環で実施しており、当社はNTTデータ北海道と連携しながら、行動デザインコンサルティングサービスにおける健康行動科学の知見を提供し、札幌市民の行動データ収集、分析、施策立案のプラットフォーム化の共創を目指します。

背景

「誰もが生涯健康で、学び、自分らしく活躍できる社会」を実現するにあたっては、人生100年時代の到来を踏まえ、健康寿命の延伸の観点から、働く世代や若年層を対象とした「予防・健康づくり」や、居心地が良く歩きたくなる空間の形成などが必要になるほか、生涯学習や学び直しの場とともに、年齢の枠に捉われず、学習の成果や経験を生かす機会の充実などが求められています。

そこで札幌市では、今後10年のまちづくりの目標や考え方をまとめた計画「第2次札幌市まちづくり戦略ビジョン」(令和4年度~令和13年度)を策定し、その中で、3つのまちづくりの重要概念の1つに「誰もが幸せを感じながら生活し、生涯現役として活躍できること。身体的・精神的・社会的に健康であること」を「ウェルネス」として定めました。

札幌市では、「誰もが生涯健康で、学び、自分らしく活躍できる社会」の実現を目指し、「ウェルネス 何スル?」を合言葉に「健康」がもっと楽しく身近になれるよう、札幌市民の積極的な健康活動を応援しています。

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札幌市とNTTデータ北海道は、2024年9月10日に「さっぽろウェルネスパートナー協定」を締結し、 健康に係る様々なデータの分析を通じて、市民の行動傾向を見える化し、予防・健康づくりに繋がる施策・サービスを提供できる仕組みを構築することで、札幌市民の健康寿命の延伸への寄与を目指します。

タイプ分類の詳細

札幌市は、2024年1月に札幌市民の生活習慣と健康意識に関する「札幌市民健康意識調査」を実施し、その分析結果から市民の健康づくりのきっかけとなるよう「SAPPORO WELLNESS REPORT」を報告するとともに、札幌市民の健康タイプを8つに分類しました。

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当社とNTTデータ北海道では、この8タイプを行動変容の3つの観点(行動原理、行動傾向、情報反応傾向)に要素分解して、各タイプへの該当具合を判定するための全15問のアンケート設問および判定アルゴリズムを開発しました。

本アルゴリズムでは、意識や行動変容に伴って様々なタイプに移り変わりしていくことを前提に、本人のタイプをどれか一つに決めるのではなく、8タイプへの該当度合いを画面表示することで、その時々に応じて市民の健康づくりにつながるきっかけを提供します。

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なお、2024年9月13日(金)~ 15日(日)に札幌市内中心部で開催される「NoMaps2024」のWELLNESSカテゴリエリア内で、本アルゴリズムを搭載したアンケート設問を用いて市民の8タイプに関するデータ収集を行うとともに、今後のアルゴリズム改良に向けた実証実験を行います。

今後について

当社では、人の意思決定・行動特性とその応用に精通したコンサルタントで構成する社内横断型「行動デザインチーム」を形成して、行動デザインコンサルティングサービスを提供しています。

札幌市およびNTTデータ北海道と連携して、健康行動科学の知見を活かした市民の行動データ収集、分析、施策立案のプラットフォーム化を目指すとともに、支援施策・サービス提供者側の一方的な「健康の押し付け」ではなく、本人のウェルビーイングを向上させるライフスタイル実現の結果としての「健康」を見据えた、新しい行動変容のあり方の共創に取り組んでまいります。

お問い合わせ先

株式会社NTTデータ経営研究所

ライフ・バリュー・クリエイションユニット

マネージャー      西口 周

シニアコンサルタント  佐々木 成聖 

お問い合わせ先は こちら

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