エネルギーハーベスティングとは

エネルギーハーベスティングとは

エネルギーハーベスティング技術とは、周りの環境から微小なエネルギーを収穫(ハーベスト)して、電力に変換する技術のことで、別名「環境発電技術」と呼ばれています。

光・熱(温度差)・振動・電波など様々な形態で環境中に存在するエネルギーを電力に変換するエネルギーハーベスティング技術は、充電・取り替え・燃料補給なしで長期間エネルギー供給が可能な電源として、「いつでも、どこでも、誰でも、何でも」ネットワークにつながるユビキタスネット社会や、モノのインターネット(Internet of things)の実現に必須の技術です。

エネルギーハーベスティング技術の例

単に発電方法がクリーンなだけでなく、低炭素社会の実現に向けて、スマートグリッドや物流管理をはじめとする各種環境情報の計測・可視化や省エネ制御のための環境埋め込み型センサーネットの電源への適用が期待されています。さらに、自動車の安全性や燃費向上のためのタイヤ空気圧センサー(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)用電源、ウェアラブル機器の電源、医療用途の機器やコンタクトレンズ型センサーの電源など、安心・安全な社会の実現に向けて様々な応用展開が考えられている画期的な技術です。