デジタルコグニティブサイエンスセンター

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人間情報データベースの最新データ(2020年度)のご紹介

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シニアコンサルタント 小川 芳幸

1.【人間情報データベースとは】

人間情報データベース1(以下、本データベース)とは、2016年度から弊社が独自に構築しているデータベースです。これまでに脳科学、心理学、行動経済学などの研究者の協力のもと、モニターから約3,000項目以上の多種多様なデータを取得しています。

2.【最新データ(2020年度)の調査概要】

最新データ(2020年度)は、2020年8月7日~8月31日の期間で、インターネット調査によってモニターからデータを取得しました。本データベースのモニターは、日本国内の15歳以上の男女となっています。

図 1 最新データ(2020年度)の調査概要

最新データ(2020年度)は、53,741人のデータを取得しました。この内、2019年度からの継続モニターは21,742人(全体の40.5%)となっています。

なお、全回答者の中から異常値回答(回答時間が極端に短い、設問の選択肢で縦に同じ回答が並んでいるなど)と回答不一致(設問間で回答に矛盾が生じている)を洗い出し、その該当者を削除するというデータクレンジング作業を実施しており、最終的に48,695人を有効サンプルとみなしています。

≪モニター構成≫

有効サンプル数48,695人のモニター特徴は図2の通りです。

図 2 最新データ(2020年度)のモニター特徴

≪項目一覧≫

最新データ(2020年度)では、属性(30種類)、心理(21種類)、ヘルスケア(15種類)、認知バイアス・その他(17種類)を全モニターから共通で取得しています。2020年度において、新たに「先延ばし傾向」「向社会的行動」「衣食住の価値観」「短時間割引」「利他性」「アンカリング」「フレーミング効果」などの項目を新規追加しました。

図 3 2020年人間情報データベースの提供一覧

3.【活用方法】

本データベースは、データベースに格納されたデータをご提供させていただくだけではなく、モニターから追加のデータを取得することが可能です。

図 4 人間情報データベース用いたアンケート事例

本データベースは、心理、認知バイアスといった生活者を知り、生活者に行動アプローチを行っていく上で有益なデータを蓄積した人間世界でも類を見ないデータベースとなっています。

これまでに、商品・サービス開発、マーケティング、政策立案などで活用いただいた実績がございます。ぜひ、最新データ(2020年度)の活用をご検討ください。

1人間情報データベースについて:https://www.nttdata-strategy.com/dcs/about/index.html