サービス概要
かつてクロスボーダーペイメント(国際間決済)は、クレジットカードにおいては国際ブランド、現金においてはSwiftや銀行といった、巨大なグローバルネットワークを活用する他の選択肢がなく、様々な制約下で行われていました。今やインターネット技術の発達や情報伝達速度の高速化により、FinTech企業を中心にUI/UXの改良や、NFT、ステーブルコインなどを活用した新しい決済手法が台頭する等、新たなクロスボーダーペイメントの芽が出始めています。
このような環境変化の大きい時代において、安心・安全に、かつ法定通貨と仮想通貨間の価値交換等のアンステーブルな要素が改善される仕組みを創出するために、ユーザーサイド、プロバイダーサイド双方に変革の機運が高まっています。
当ユニットでは、日頃より先進の技術や海外の事例に触れつつ、行政および業界の動きを抑えるために、APN等の海外コンソーシアム活動、Sibos等の海外カンファレンスへの参加を通じて、業界有識者とのコミュニケーションを深めつつ、クライアント企業の事業戦略、技術戦略の策定を支援します。
コンサルティングアプローチ
(1)グローバルトレンド分析
- クロスボーダー決済処理に関連するコンソーシアムや会合に参画、発言権を行使
- 海外支店や海外提携企業を起点として、各国関係機関、事業者との関係を構築
(2)国内政策提言
- 国内当局における政策策定の過程で、グローバルな知見を活かした提言、検討支援、
- 裏づけ調査を実施
(3)技術戦略の策定
- 海外の先進事例を研究することで、決済のセキュリティやアジリティ、合理的為替
- 決済のあるべきソリューション要件を整理
- 要件を満たすための解決すべき課題の解決計画策定
(4)事業戦略の策定
- 新規事業の創造、既存事業の拡大や改善
- 市場設定、ターゲティング、ビジネスモデル策定
- 事業計画(フィージビリティ)策定、事業新会社の設立
(5)サービス導入
- サービス企画検討支援
- 消費者(想定ターゲット)消費者インサイト分析(AI活用)
- 業務(サービス、オペレーション)要件定義
- 業務-ITブリッジ、POC実施支援
得られる効果
- 国内外事例、動向や先進技術を把握することで、業界の進展予測の精度を高めることができる
- クライアントの業態や事業背景に基づく、現在および将来における理想的な国際間資金移動方法について、検討、計画の論点を整理できる
- 国際コンソーシアムにおいて議論された最新情報を入手することができる