株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 重樹、以下 当社)は、当社コンサルタントが翻訳・解説に参画した書籍、『システム・リーダー:「AI時代のビジネスを切り拓くリーダーの役割」』を刊行しました。
背景・概要
AIをはじめとするデジタル技術の急速な進展、地政学的リスク、社会や市場環境の変化など、企業を取り巻く環境はかつてないスピードで変化しています。こうした不確実性の高い時代において、リーダーには、目の前の課題に対応するだけでなく、短期的な成果と長期的な成長、既存事業の実行と新たなイノベーションなど、相反する要求を同時に捉え、組織を前進させる力が求められています。
本書『THE SYSTEMS LEADER(システム・リーダー)』は、スタンフォード大学経営大学院の講師であり、経営者、ベンチャー投資家、コンサルタントとしても活動するロバート・E・シーゲルが、さまざまな企業の経営者との対話や自身の豊富なビジネス経験をもとに、変化と不確実性の時代に求められる「システム・リーダーシップ」の考え方を体系的に解説しています。
本書が提唱する「システム・リーダー」とは、単一の価値観や正解に依存するのではなく、複雑に絡み合う複数の要求や利害を俯瞰し、その緊張関係を理解したうえで、組織として最適なバランスを見いだしていくリーダーです。シーゲルは、リーダーが向き合う「相反する圧力」を、(1)実行とイノベーション、(2)強さと共感、(3)社内と社外、(4)ローカルとグローバル、(5)野心と社会的責任、という5つの側面から整理しています。
AIによって業務や意思決定のあり方が大きく変わりつつある現在、リーダーの役割もまた変化しています。AIを導入すること自体が競争力になるのではなく、AIによって生まれる新たな可能性を見極めながら、人や組織、顧客、社会との関係をどう設計し、変革を実現していくかが問われており、こうしたAI時代の経営課題を考えるうえでもリーダーのあり方について重要な視点を提供します。
当社は本書の日本語版刊行を通じて、企業経営者や管理職、事業責任者をはじめ、変化の中で組織を率いるすべてのリーダーに対し、複雑化する経営環境を捉え、相反する要求を乗り越えながら持続的な成長と変革を実現するための新たな視座を提供します。本書は、AI時代におけるリーダーの役割とは何か、そして不確実性の高い環境で企業はいかに意思決定し、未来を切り拓いていくべきかを考えるための内容となっています。
書籍情報
概要
書名:システム・リーダー「AI時代のビジネスを切り拓くリーダーの役割」
価格:3,300円(税込)
ISBN-10 : 4492558705
発売日:2026年9月2日
著者:ロバート・E・シーゲル
訳者:NTTデータ・コンサルティング・イニシアティブ
発行元:東洋経済新報社
ページ数:444ページ
判型:四六判
目次
序 章 潮は引いたままである
第1部 なぜ今日、リーダーシップはこれほど困難なのか?
第1章 混沌が引き起こす破滅的な嵐
第2章 “真面目な”世界における“不真面目な”行動
第3章 より良い選択肢:システム・リーダーシップ
第2部 五つの主要なクロスプレッシャーとその対処法
第4章 優先事項:実行とイノベーション
第5章 人材:強さと共感
第6章 影響範囲:組織の内と外
第7章 地理的視点:ローカルおよびグローバル
第8章 目的:野心とステーツマンシップ(政治的手腕)
第9章 総括:システム・リーダーとしての生き方
結 論 あなたにもできる!

著者
翻訳者
NTTデータ・コンサルティング・イニシアティブ
NTTデータグループでコンサルティング業務を行う、株式会社NTTデータ内の組織、株式会社NTTデータ経営研究所、フォーティエンスコンサルティング株式会社、株式会社NTTデータ数理システムの4社の事業連携。フォーサイト起点の社会イノベーションを共通コンセプトとし、政府機関を中心とした公共分野から、金融、小売、製造、サービスなどの幅広い業界に対しコンサルティングを行っている。将来のあるべき姿の研究から、政策提言、コンソーシアム運営、企業の戦略立案、業務改革支援など、さまざまな社会課題や経営課題の解決に向け約3000名を超える各領域のプロフェッショナルが、専門性とノウハウを結集しながらコンサルティングサービスを提供している。編著書に『フォーサイト起点の社会イノベーション』(日本経済新聞出版、2024年)、訳書に、『生成AI活用の最前線』、『AI AND INNOVATION(AI・アンド・イノベーション)』(東洋経済新報社、2025年)、デジタル覇権とレギュレーション(以上、日本経済新聞出版、2026年)がある。
