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お知らせ

「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-改訂版」を公表~

オンライン診療のはじめの一歩から先進事例まで全9事例を調査、普及の実現をあと押し
2024.07.04

株式会社NTTデータ経営研究所(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 重樹、以下 当社)が、総務省の委託事業(医療・介護・健康データの利活用促進に関する調査研究)の中で作成に関わった「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-改訂版」(以下、モデル参考書改訂版)がこのたび総務省から公表されましたのでお知らせします。

モデル参考書改訂版は、総務省がオンライン診療の普及促進に向け、オンライン診療の導入を検討する医療機関等を対象として、実際のオンライン診療の導入を進めることができるようになることを目的に、導入に必要な情報および事例などを取りまとめた令和2年に公表されたモデル参考書の改訂版です。

令和2年の公表から3年以上が経過し、コロナ禍を経る中で、厚生労働省による「オンライン診療の適切な実施に関する指針」が令和4年1月に一部改定され、オンライン診療可能な範囲が拡大するなど、オンライン診療を取り巻く環境は進展を見せています。このような背景を踏まえ、「「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」の改訂に係る有識者会議」が開催され、同参考書の見直しに向けた検討が進められました。令和5年5月、同会議における検討結果等を踏まえ、「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-改訂版」が取りまとめられ公表されました。

今回の改訂版は、医療機関のオンライン診療の企画担当者を主な読者に想定しています。また、本編と別添の2部構成とすることで、読み手の負荷軽減となる工夫が施されています。本編ではオンライン診療導入の全体像と導入プロセスや事例を展開し、医療機関の担当者が次のアクションを実行しやすい構成となっています。また、別添では、基礎知識、法的規制、技術・インフラなどの各論を詳細に解説し、医療機関の担当者の状況に応じて必要な知識を補完する構成です。

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モデル参考書の改訂ポイント

【ポイント1】歯科、服薬指導、へき地医療などでの導入事例を追加し、掲載事例が充実

~全9事例を掲載:オンライン診療の「はじめの一歩」がわかる~

オンライン診療を実施するための簡単な方法が事例を基に整理されています。汎用ビデオ通話ツールを使用すること、診療費用は次回対面診療時に徴収すること、最初のオンライン診療は信頼関係の構築された患者を選択することなど、具体的なツールの紹介と合わせて実際の運用方法や注意点が事例をもとに整理されています。

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本編 P25

3.オンライン診療の事例 COLUMN「オンライン診療のはじめの一歩」

【ポイント2】医療機関および患者の双方のメリットと注意点を分かりやすく記載

~分かりやすいメリットと注意点:導入費、維持コスト、患者負担費用などがわかる~

オンライン診療のシステム導入に係る費用、オンライン診療を継続するための維持費用、オンライン診療の実施にあたって新たに患者に請求する費用などの目安が実際の事例をもとに掲載されています。

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本編 P37 等 3.1.4 費用

【ポイント3】オンライン診療に係る情報収集先などの情報を掲載

~情報収集先を掲載:導入・実施に困ったときの相談先が分かる~

オンライン診療の導入、実施、継続に関する障壁に当たった際、その解決の糸口となる情報の提供先となる具体的な問い合わせ先と相談先がまとめられています。

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本編 P88 3.10 情報の収集先

当社は、今後とも地域における医療課題の解決に向けて、医療現場の負担軽減や地域医療体制整備の一方策としてオンライン診療・遠隔医療などに関する調査研究・伴走支援・コンサルティングを実施してまいります。

【お問い合わせ先】

株式会社NTTデータ経営研究所

ライフ・バリュー・クリエイションユニット

パートナー       米澤 麻子

シニアコンサルタント  荒川 悠佳

Tel:03-5213-4110

E-mail:mic-phr@nttdata-strategy.com

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