介護現場のニーズを踏まえた介護ロボットの開発に向け、令和6年度の企業エントリーを開始
株式会社NTTデータ経営研究所は、厚生労働省からの委託事業として、「介護現場の生産性向上に向けた介護ロボット等の開発・実証・普及広報のプラットフォーム事業」の一環で介護現場の課題(以下、ニーズ)と開発企業の要素技術及び周辺技術等(以下、シーズ)のマッチング支援を行う取り組みとして「介護ロボットのニーズ・シーズ マッチング支援事業」を令和3年度より開始しています。
このたび、令和6年度の事業が開始いたしましたので、お知らせいたします。
本事業では、企業の参入検討・開発・製品の普及を支援するため、介護現場の課題や実際の介護現場で機器の効果を検証することができる実証フィールドなどを紹介いたします。
既に介護ロボットを開発している企業のみならず、介護ロボットの開発を検討している企業も参画可能です。
本事業の背景・目的
日本の高齢化は、世界に例をみない速度で進行しており、介護人材不足が大きな課題となっています。限られたマンパワーを有効に活用する解決策の一つとして、高齢者の自立支援を促進し、また介護従事者の負担を軽減し質の高い介護を実現するためにロボット・センサーなどの活用が期待されています。
本事業は、介護現場の課題(ニーズ)、開発企業が持つ製品、試作機、要素技術(シーズ)など、それぞれのマッチングを支援することで、介護現場の真のニーズを汲み取った介護ロボットの開発を促進させることを目的としています。
本事業の概要
マッチング支援とは
本事業では、企業の参入検討・開発・製品の普及を支援するため、介護現場の課題や機器を検証するための実証フィールドなどを紹介いたします。
具体的には、エントリー企業に対し、以下のような紹介、取り次ぎを実施します。
- ニーズリストを介したニーズの紹介、取り次ぎ
- 実証・検証に関わる相談及びフィールド(介護施設・リビングラボなど)の紹介
- 製品、技術を有する開発企業、製品の普及・活用促進を行う企業の紹介、取り次ぎ
開発企業などのエントリー募集
本事業のマッチング支援を希望する方は、以下ホームページからエントリーください。
公式HP:https://www.mhlw.go.jp/kaigoseisansei/ns/
<エントリー対象者>
- 介護現場で活用されるテクノロジーを開発する企業
- 新たに介護ロボット分野への参入を検討する企業
- 要素技術を保有する企業
- 介護ロボットなどの販売やアフターサービスを実施する企業