株式会社NTTデータ経営研究所は、厚生労働省からの委託事業として、「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」の一環で介護現場の課題(以下、ニーズ)と開発企業の要素技術及び周辺技術等(以下、シーズ)のマッチング支援を行う取り組みとして「介護ロボットのニーズ・シーズ マッチング支援事業」を令和3年度より開始しています。
このたび、令和5年度の事業が開始されましたので、お知らせいたします。
本事業では、企業の参入検討・開発・製品の普及を支援するため、介護現場の課題や実際の介護現場で機器の効果等を検証することができる実証フィールド等を紹介いたします。
既に介護ロボットを開発している企業のみならず、介護ロボットの開発を検討している企業も参画可能です。
また、本事業の開始に合わせ、介護分野向けの機器開発を検討している、取り組んでいる企業向けに、介護テクノロジー開発のポイントや事例に関して有識者や開発企業に講演いただくウェブセミナー「ニーズ×シーズ マッチングセミナー2023~先行事例から学ぶ、介護テクノロジー開発の展望~」を開催致します。
参加費は無料となっておりますので、是非ご参加ください。
介護ロボットのニーズ・シーズマッチング支援事業の背景・目的
日本の高齢化は、世界に例を見ない速度で進行しており、介護人材不足が大きな課題となっています。限られたマンパワーを有効に活用する解決策の一つとして、高齢者の自立支援を促進し、また介護従事者の負担を軽減し質の高い介護を実現するためにロボット・センサーなどの活用が期待されています。
本事業は、介護現場の課題(ニーズ)、開発企業が持つ製品、試作機、要素技術(シーズ)等、それぞれのマッチングを支援する事で、介護現場の真のニーズを汲み取った介護ロボットの開発を促進させる事を目的としています。
介護ロボットのニーズ・シーズマッチング支援事業の概要
マッチング支援とは
本事業では、企業の参入検討・開発・製品の普及を支援するため、介護現場の課題や機器を検証するための実証フィールド等を紹介いたします。
具体的には、エントリー企業に対し、以下のような紹介、取次を実施します。
- ニーズリストを介したニーズの紹介、取次
- 実証・検証に関わる相談及びフィールド(介護施設・リビングラボ等)の紹介
- 製品、技術を有する開発企業、製品の普及・活用促進を行う企業の紹介、取次
開発企業等のエントリー募集
本事業のマッチング支援を希望する方は、ホームページからエントリーください。
<エントリー対象者>
介護現場で活用されるテクノロジーを開発する企業、新たに介護ロボット分野への参入を検討する企業、要素技術を保有する企業、介護ロボット等の販売やアフターサービスを実施する企業
ウェブセミナー「ニーズ×シーズ マッチングセミナー2023~先行事例から学ぶ、介護テクノロジー開発の展望~」の参加募集
開催日時 | 2023年8月1日(火)15:00-16:40 | ||
開催形式 | Zoomウェビナーによるオンラインセミナー | ||
定員 | 先着 400名 | ||
参加費 | 無料 | ||
プログラム | 開会(ご挨拶) 厚生労働省老健局高齢者支援課介護業務効率化・生産性向上推進室 介護ロボット政策調整官 佐々木 憲太氏 | ||
講演① 介護ロボット・ ICT 開発の進め方と押さえておきたいポイント 社会福祉法人善光会サンタフェ総合研究室 研究員 株式会社善光総合研究所 Care Tech ZENKOUKAI Lab 所長 滑川 永 氏 | |||
講演② 排泄予測デバイスを活用した自立排泄支援の取組み ~現場の活用を促進するカスタマーサクセス~ トリプル・ダブリュー・ジャパン株式 会社 取締役 COO 小林 正典 氏 | |||
講演③ 睡眠解析技術で介護・医療現場の課題解決に貢献する「ライフリズムナビ® Dr. 」 エコナビスタ株式会社 経営企画室 榎本 奈津子 氏 | |||
【事業概要説明】ニーズ・シーズマッチング支援事業 株式会社NTTデータ経営研究所 | |||
お申込み方法 | 下記「お申込はこちらから」ボタンよりお申込みください。 |
【介護ロボット開発に向けた支援について】
本事業は、厚生労働省「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」の一環として実施されています。同事業では全国16か所の相談窓口の設置、介護ロボットの評価・効果検証を実施する全国8か所のリビングラボ(開発の促進機関)によるネットワークの形成、実証フィールドの整備などを行うことで、全国にプラットフォームを構築し、介護ロボットの開発・実証・普及の流れを加速化することを目指しています。
【今後について】
当社は、本事業の事務局運営を通じて、介護現場のニーズと開発企業のシーズをマッチング支援することにより、介護ロボットの開発から普及までの流れをより一層加速化することを目指します。