背景
スポーツの成長産業化に向けて
- スポーツビジネスは、環境・エネルギー、IoT/人工知能と並んで政府の日本再興戦略の柱の1つに据えられており*1、2025年に15兆円市場に拡大させることが政府の具体的な目標とされています*2。消費者が求めるものが製品からサービス・体験の価値にシフトしている中で、スポーツを「観る」「する」「支える」体験は、潜在的な成長可能性が高い市場といえます。
- そのような視座に立ってスポーツ産業をみるとき、2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、大きなマイルストンではあるものの、真の意味で我が国にスポーツ文化が定着し、「付加価値・経済的価値を生み出すエンジン」として成熟していくためには、ポスト2020を見据えた戦略的投資が欠かせません。
*1 閣議決定「日本再興戦略2016」(2016年2月)
*2 スポーツ庁・経済産業省「スポーツ未来開拓会議中間報告 ~スポーツ産業ビジョンの策定に向けて~ 」(2016年6月)