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調査概要

  1. 調査対象: gooリサーチ(*1)登録モニター
  2. 調査方法: 非公開型インターネットアンケート
  3. 調査期間: 2011年11月30日~2011年12月6日
  4. 有効回答者数:1,006人
  5. 標本設計: 
    従業員規模300人以上の企業に勤務する社員のうち、自社内におけるITシステム導入に関して、 「決定する立場にある」または「導入検討し推薦する立場にいる」社員を対象。1社1名のみ抽出。
  6. 回答者の属性:
    <業種>
    全体 1,006人 100.0%
    農林水産 2人 0.2%
    鉱業・電力・ガス/その他エネルギー 12人 1.2%
    建設・土木・住宅・プラント 51人 5.1%
    不動産 14人 1.4%
    製造 311人 30.9%
    運輸・倉庫・郵便業 36人 3.6%
    商業・卸売・小売 57人 5.7%
    飲食店 4人 0.4%
    金融・保険・投資、共済 67人 6.7%
    通信・IT関連サービス 166人 16.5%
    その他のサービス 58人 5.8%
    新聞・出版・放送 4人 0.4%
    保険・医療・福祉関連 58人 5.8%
    学校・教育 43人 4.3%
    研究開発・研究機関 11人 1.1%
    政府・地方公共団体・各種法人・団体等 107人 10.6%
    その他 5人 0.5%

    <企業:資本>
    全体 1,006人 100.0%
    ~500万円未満 3人 0.3%
    500~1,000万円未満 3人 0.3%
    1,000~2,000万円未満 11人 1.1%
    2,000~3,000万円未満 6人 0.6%
    3,000~5,000万円未満 16人 1.6%
    5,000万円~1億円未満 48人 4.8%
    1億円~3億円未満 78人 7.8%
    3億円~10億円未満 90人 8.9%
    10億円~100億円未満 198人 19.7%
    100億円~500億円未満 154人 15.3%
    500億円~1,000億円未満 63人 6.3%
    1,000億円以上 155人 15.4%
    該当なし 181人 18.0%

    <従業員規模>
    全体 1,006人 100.0%
    300人以上500人未満 98人 9.7%
    500人以上1,000人未満 230人 22.9%
    1,000人以上5,000人未満 361人 35.9%
    5,000人以上10,000人未満 143人 14.2%
    10,000人以上 174人 17.3%

【補足】
(*1) 「gooリサーチ
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントが企画・実査・集計を行う、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービス。携帯電話でアンケートに答える「gooリサーチ・モバイル」モニター(14.1万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(8.8万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、総計705万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、さまざまな市場調査ニーズに対応している。(モニターの人数は2012年3月現在)

*小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある。

【詳細】
  • ■ 従業員規模300人以上の企業に勤務する社員のうち、自社内におけるITシステム導入に関して、「決定する立場にある」または「導入を検討し、推薦する立場にいる」社員を対象とし、1社1名のみ抽出。
  • ■ 自社にて運用しているシステム毎に、「SaaS(パブリッククラウド)」および「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)」のそれぞれにおいて、クラウドの利用状況、クラウドに期待する効果、クラウド利用時に想定されるリスク、クラウドの利用に至った理由を尋ねた。
  • ■ システム単位に調査した回答を「基幹系(共通業務)」、「基幹系(事業活動)」、「情報系(社内向け・オフィス業務)」、「情報系(社外向け)」、「情報系(データ分析・管理)」、「基盤系(インフラ関連)」の6区分毎に集計し、分析を行った。

    システム区分 対象システム
    基幹系 共通業務 財務会計システム
    人事・給与システム
    販売管理・契約管理システム
    事業活動 建設業系システム
    卸売・小売業系システム
    金融・保険業系システム
    飲食店・宿泊業系システム
    医療・介護・福祉系システム
    教育・学習支援系システム
    その他サービス業務系システム
    情報系 社内向け・オフィス業務 デスクトップPC
    メール・グループウエア
    社内ポータルサイト
    社外向け ECシステム
    営業支援システム(SFA)
    データ分析・管理 顧客管理システム(CRM)
    データ分析・活用システム(BI/DWH)
    基盤系 インフラ関連 ネットワーク関連システム(DNS/DHCP等)
    運用・セキュリティ関連システム

 



調査結果




1. クラウドの利用状況

1.1 SaaS(パブリッククラウド)の利用状況

  • ◆ SaaS(パブリッククラウド)は基幹系(事業活動)システムの利用が最も多い。

利用するシステム毎にSaaS(パブリッククラウド)の利用状況を尋ねたところ、基幹系(事業活動)システムが最も高く46.0%、基盤系(インフラ関連)システムが最も低く32.5%という結果になった。【図表1-1】

【図表1-1】 SaaS(パブリッククラウド)の利用状況
棒グラフ
*システム単位に調査した回答をシステム区分毎に合計しているため、Nが母数より多くなっている。

1.2 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)の利用状況

  • ◆ PaaS/IaaS(プライベートクラウド)は基幹系(事業活動)システムの利用が最も多い。
  • ◆ SaaS(パブリッククラウド)とPaaS/IaaS(プライベートクラウド)の利用状況に大きな差は見られない。

利用するシステム毎にPaaS/IaaS(プライベートクラウド)の利用状況を尋ねたところ、基幹系(事業活動)システムが最も高く47.1%、基盤系(インフラ関連)システムが最も低く30.1%という結果になった。【図表1-2】

【図表1-2】 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)の利用状況
棒グラフ
*システム単位に調査した回答をシステム区分毎に合計しているため、Nが母数より多くなっている。

2. クラウドに期待する効果

2.1 SaaS(パブリッククラウド)に期待する効果

  • ◆ SaaS(パブリッククラウド)に期待する効果は、システム種別を問わず、「コスト削減・可視化」が最も多い。次いで、「利便性・機能向上」、「システム管理負担の軽減」、「業務継続性やシステム信頼性の向上」に対する期待が上位となっている。
  • ◆ SaaS(パブリッククラウド)に対する期待は、基幹系システム全般及び情報系システム全般では「利便性・機能向上」が大きいのに対し、基盤系(インフラ関連)システムでは「システム管理負荷の軽減」に対する期待が大きいというように、システム種別による違いが存在した。

利用するシステム毎に「SaaS(パブリッククラウド)利用時に期待する効果(上位2つ)」を尋ねたところ、システムに関わらず「コスト削減・可視化」が最も多い結果となった。

基幹系システム全般(共通業務、事業活動)及び情報系システム全般(社内向け・オフィス業務、社外向け、データ分析・管理)においては、「コスト削減・可視化」に次いで、「利便性・機能向上」を期待する傾向にある。

基盤系(インフラ関連)システムでは、「コスト削減・可視化(28%)」に次いで、「システム管理負荷の軽減(17%)」が期待されており、他のシステムと異なる。【図表2-1】

【図表2-1】 SaaS(パブリッククラウド)利用時に期待する効果
円グラフ
*システム単位に調査した回答をシステム区分毎に合計しているため、Nが母数より多くなっている。
  • ◆ 公共分野では、基盤系(インフラ関連)システムのSaaS(パブリッククラウド)利用に、他業種と比べて「セキュリティレベルの向上」を期待する傾向が強い。

業界別にみると、基盤系(インフラ関連)システムにおいて、SaaS(パブリッククラウド)利用時に期待する効果に違いが見られた。

SaaS(パブリッククラウド)利用時に期待する効果として、「セキュリティレベルの向上」と回答した割合が製造業で13%、金融・保険・投資、共済業で10%と低かったのに対し、政府・地方公共団体・各種法人・団体業では16%と、「コスト削減・可視化」に次いで回答数が多かった。【図表2-2】

【図表2-2】 基盤系(インフラ関連)をSaaS(パブリッククラウド)利用する際に期待する効果
円グラフ

2.2 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)に期待する効果

  • ◆ PaaS/IaaS(プライベートクラウド)に期待する効果は、システム種別を問わず、「コスト削減・可視化」が最も多い。次いで、「利便性・機能向上」、「システム管理負荷の軽減」、「業務継続性やシステム信頼性の向上」に対する期待が上位となっている。
  • ◆ PaaS/IaaS(プライベートクラウド)に対する期待は、基幹系システム全般及び情報系システム全般では「利便性・機能向上」及び「システム管理負担の軽減」が同程度に大きいのに対し、基盤系システム(インフラ関連)では「システム管理負荷の軽減」に対する期待が他の効果と比較して大きいというように、システム種別による違いが存在した。

利用するシステム毎に「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に期待する効果(上位2つ)」を尋ねたところ、システムに関わらず「コスト削減・可視化」が最も多い結果となった。

基幹系システム全般(共通業務、事業活動)及び情報系システム全般(社内向け・オフィス業務、社外向け、データ分析・管理)においては、「コスト削減・可視化」に次いで、「利便性・機能向上」及び「システム管理負担の軽減」を同程度に期待する傾向にある。

基盤系システム(インフラ関連)においても、「コスト削減・可視化」に次いで、「システム管理負荷の軽減」を期待しているが、その割合は他の効果よりも大きい。【図表2-3】

【図表2-3】 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に期待する効果
円グラフ
*システム単位に調査した回答をシステム区分毎に合計しているため、Nが母数より多くなっている。
  • ◆ 金融分野は、基幹系(事業活動)システムのPaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用に、他業種と比べて「業務継続性やシステム信頼性の向上」を期待する傾向が強い。

業界別にみると、基幹系(事業活動)システムにおいて、「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に期待する効果」に違いが見られた。

PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に期待する効果として、「業務継続性やシステム信頼性の向上」と回答した割合が、製造業で13%、政府・地方公共団体・各種法人・団体業で10%と低かったのに対し、金融・保険・投資、共済業では21%と、「コスト削減・可視化」に次いで回答数が多かった。【図表2-4】

【図表2-4】 基幹系(事業活動)をPaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用する際に期待する効果
円グラフ

3. クラウド利用時に想定されるリスク

3.1 SaaS(パブリッククラウド)利用時に想定されるリスク

  • ◆ SaaS(パブリッククラウド)利用時に想定されるリスクは、システム種別を問わず、「セキュリティに対する不安」が最も多い。次いで「個人情報・機密情報の所在が不明」、「クラウド事業者の事業継続性への不安」、「レスポンスの低下」等のリスクが上位となっており、システム種別による違いは見られなかった。

利用するシステム毎に「SaaS(パブリッククラウド)利用時に想定されるリスク(上位2つ)」を尋ねたところ、システムに関わらず「セキュリティに対する不安(24~31%)」が最も多い結果となった。

次いで、「個人情報・機密情報の所在が不明(13~15%)」、「クラウド事業者の事業継続性への不安(12~15%)」、「レスポンスの低下(10~13%)」が多かった。【図表3-1】

【図表3-1】 SaaS(パブリッククラウド)利用時に想定されるリスク
円グラフ
*システム単位に調査した回答をシステム区分毎に合計しているため、Nが母数より多くなっている。

  • ◆ 公共分野では、情報系(データ分析・管理)のSaaS(パブリッククラウド)利用に、他業種と比べて「個人情報・機密情報の所在が不明」であることをリスクに感じる傾向が強い。

業界別にみると、情報系(データ分析・管理)システムでは、「SaaS(パブリッククラウド)利用時に想定されるリスク」に違いが見られた。

SaaS(パブリッククラウド)利用時に想定されるリスクとして、「個人情報・機密情報の所在が不明」と回答した割合が、製造業で15%、金融・保険・投資、共済業で13%であったのに対し、政府・地方公共団体・各種法人・団体業では21%と高くなっており、「セキュリティに対する不安」に次いで回答数が多かった。【図表3-2】

【図表3-2】 情報系(データ分析・管理)をSaaS(パブリッククラウド)利用する際に想定されるリスク
円グラフ

3.2 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に想定されるリスク

  • ◆ 「SaaS(パブリッククラウド)」と「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)」では、想定されるリスクに大きな違いは無く、システム種別を問わず、「セキュリティに対する不安」が最も多かった。

利用するシステム毎に「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に想定されるリスク(上位2つ)」を尋ねたところ、システムに関わらず「セキュリティに対する不安(23~28%)」が最も多い結果となった。

次いで、「個人情報・機密情報の所在が不明(11~14%)」、「クラウド事業者の事業継続性への不安(12~16%)」、「レスポンスの低下(10~13%)」が多かった。

全体的には、「SaaS(パブリッククラウド)」と「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)」を比較して、大きな違いは見られなかった。【図表3-3】

【図表3-3】 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に想定されるリスク
円グラフ
*システム単位に調査した回答をシステム区分毎に合計しているため、Nが母数より多くなっている。

  • ◆ 金融分野では、基幹系(事業活動)システムのPaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用に、他業種と比べて、「クラウド事業者の事業継続性への不安」と「サービスレベル・柔軟性の低下」をリスクに感じる傾向が強い。

業界別にみると、基幹系(事業活動)システムでは、「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用時に想定されるリスク」に違いが見られた。

また、「クラウド事業者の事業継続性への不安」、「サービスレベル・柔軟性の低下」というリスクに対して、金融・保険・投資、共済業では、製造業や政府・地方公共団体・各種法人・団体業と比べて、5%以上高くなっている。【図表3-4】

【図表3-4】 基幹系(事業活動)をPaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用する際に想定されるリスク
円グラフ

4. クラウドの利用に至った理由

4.1 SaaS(パブリッククラウド)の利用に至った理由

  • ◆ SaaS(パブリッククラウド)の利用に至った理由は、システム種別を問わず、「コストが下がることが明らかになったため」が最も多い。
  • ◆ 情報系(データ分析・管理)システムは、SaaS(パブリッククラウド)の利用に至った理由として、「事業戦略上重要となる効果・機能があると判断したため」という回答の割合が大きく、コスト以外の要因が利用可否の判断に大きく関わっている。

SaaS(パブリッククラウド)を利用している企業に対して「利用に至った理由」を尋ねたところ、システムに関わらず「クラウドを利用したほうが、コストが下がることが明らかになったため」、「事業戦略上重要となる効果・機能があると判断したため」、「他社の事例から、自社においても効果があると判断したため」の順で回答が多かった。

なかでも、情報系(データ分析・管理)システムについては、「クラウドを利用したほうが、コストが下がることが明らかになったため(30%)」と「事業戦略上重要となる効果・機能があると判断したため(27%)」が同程度の割合であった。【図表4-1】

【図表4-1】 SaaS(パブリッククラウド)利用に至った理由
  • ◆ 金融分野では、基幹系(事業活動)システムをSaaS(パブリッククラウド)利用する際、他業種と比べて他社の事例が判断理由となっている傾向が強い。

業界別にみると、基幹系(事業活動)システムにおいて、「SaaS(パブリッククラウド)を利用した理由」に違いが見られた。

基幹系(事業活動)システムにSaaS(パブリッククラウド)を利用した理由として、「他社の事例から、自社においても効果があると判断したため」の割合が、製造業で18%、政府・地方公共団体・各種法人・団体業で21%と低かったのに対し、金融・保険・投資、共済業では43%と最も多くなっている。【図表4-2】

【図表4-2】 基幹系(事業活動)にSaaS(パブリッククラウド)を利用した理由
円グラフ
  • ◆ SaaS(パブリッククラウド)利用の判断理由として、大企業はコストを重視し、中堅・中小企業は事業への貢献を重視する傾向が強い。

企業規模別にみると、大企業のほうが「クラウドを利用したほうがコストが下がることが明らかになった」ことをクラウド利用の判断理由にしている割合が大きく、中堅・中小企業では「事業戦略上重要な効果・機能があると判断したため」、「想定されるリスクに対して回避可能な対策を立案できたため」と、コスト以外も重視する傾向にある。【図表4-3】

【図表4-3】 SaaS(パブリッククラウド)の利用に至った理由(企業規模別)
※中堅・中小企業:資本金10億円未満の企業
※大企業:資本金10億円以上の企業

4.2 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)の利用に至った理由

  • ◆ PaaS/IaaS(プライベートクラウド)の利用に至った理由は、システム種別を問わず、「クラウドを利用したほうが、コストが下がることが明らかになったため」が最も多い。
  • ◆ 情報系(データ分析・管理)システムは、PaaS/IaaS(プライベートクラウド)の利用に至った理由として、「事業戦略上重要となる効果・機能があると判断したため」という回答の割合が大きく、コスト以外の要因が利用可否の判断に大きく関わっている。
  • ◆ 基盤系(インフラ関連)システムでは、他システムに比べて「オフィス移転等、システム資産の見直しに関わる外的要因が働いたため」の割合が3%~5%程度高くなっている。

PaaS/IaaS(プライベートクラウド)を利用している企業に対して、「利用に至った理由」を尋ねたところ、システムに関わらず「クラウドを利用したほうが、コストが下がることが明らかになったため」、「事業戦略上重要となる効果・機能があると判断したため」、「他社の事例から、自社においても効果があると判断したため」の順で回答が多かった。

なかでも、情報系(データ分析・管理)システムについては、「クラウドを利用したほうが、コストが下がることが明らかになったため(31%)」と「事業戦略上重要となる効果・機能があると判断したため(27%)」が同程度であり、情報系(データ分析・管理)システムのクラウド利用は、コスト以外の要素が利用可否の判断に大きく関わっていることが分かった。

また、基盤系(インフラ関連)システムについては、他システムに比べて「オフィス移転等、システム資産の見直しに関わる外的要因が働いたため」の割合が3%~5%程度高くなっていた。【図表4-4】

【図表4-4】 PaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用に至った理由
円グラフ
*システム単位に調査した回答をシステム区分毎に合計しているため、Nが母数より多くなっている。
  • ◆ コスト以外にも、基幹系システムのPaaS/IaaS(プライベートクラウド)利用の判断において、製造業は事業に貢献する機能を重視し、金融業界は他社事例を重視する傾向にある。

業界別にみると、基幹系(共通業務)システム、基幹系(事業活動)システムにおいて「PaaS/IaaS(プライベートクラウド)を利用した理由」に違いが見られた。

 製造業では「事業戦略上重要となる効果・機能があると判断したため」の割合が29%・34%と大きな割合を占めたのに対し、金融・保険・投資、共済業では、「他社の事例から、自社においても効果があると判断したため」の割合が27%・30%と大きくなっている。【図表4-5】【図表4-6】

【図表4-5】 基幹系(共通業務)にPaaS/IaaS(プライベートクラウド)を利用した理由
円グラフ
【図表4-6】 基幹系(事業活動)にPaaS/IaaS(プライベートクラウド)を利用した理由
円グラフ

以上


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