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2015年9月24日

ブランドへの感度が高い層に好まれるイメージは「品質の良さ」

~アフターサービスとアクティブサポートがブランドへの好感度を向上~

株式会社NTTデータ経営研究所

 株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐々木 康志) はNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江)が提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象に、このたび「ブランドの購買への影響調査」を実施しました。

 昨今、小売事業者を中心に、オムニチャネルという取り組みが拡大しつつあります。あらゆるチャネルでスムーズ、かつシームレスな顧客接点を構築するための活動です。
オムニチャネルは小売だけでなく、メーカーにとっても非常に有効な施策と考えられます。ただ、小売と異なり、メーカーは、直接的な顧客接点を保有していないという特徴があります。ただ、最大の接点として「製品」自体が挙げられます。
 最大の接点である製品のブランドが、購買にどのような影響を与えるのか、そして、これらブランドを購買時に重視する顧客を増やすにはどのような取り組みが必要か。
 本調査では、まず、製品群ごとに購買におけるブランドの影響を評価。ブランドに影響される度合いに応じて回答者を分け、メーカーとの接点を調査することで、ブランド重視度の高い顧客を創り出す方法を考察しています。


【主な調査結果】

  • 1. 製品購入時のブランド重視度
  • 購入の際、最もブランドを重視する人の割合が高いのはデジタル家電、最も低いのは日用品。参照:製品別にみたブランドを重視する人の割合

  • 年代により、ブランドにこだわりのある製品カテゴリは異なる。10代、60代を比較すると、10代は全般的に購買においてブランドを重視するが、60代は「家具・寝具」、「日用品」の重視割合が著しく低い。参照:製品別にみたブランドを重視する人の割合

  • ブランドを重視する人が「払ってもよい」と考えるプレミアム価格は、いずれの製品カテゴリでも「+5%まで」が4割。ただし、アパレル、自動車、デジタル家電、白物家電、家具・寝具に関しては「+15%まで」が2割を超える。参照:ブランドを重視する人の「プレミアム」価格

  • 購入時にブランド以外で重視する点は、食品や、飲料・酒類に関しては、「原材料」、「製造国」を重視するという回答が多く、アパレル、自動車では「デザイン」、日用品、デジタル家電、白物家電、家具・寝具では「使い勝手」。参照:ブランド以外で重視する点

  • 2.好ましいブランドイメージとその形成
  • ブランド重視度の高い層が最も好むブランドイメージは「品質が良い」、ブランド重視度の低い層が最も好むブランドイメージは「価格がリーズナブル」。参照:好ましいブランドイメージ

  • ブランドの好感度形成に大きく影響を与える要素として、ブランド重視度の高い層では「アフターサポート」をあげる回答者の割合が比較的高い。参照:ブランド好感度に大きく影響を与える要素

  • ブランド重視度の大きい層では、「メーカーサイトのホームページ(46.7%)」、「TV広告(44.8%)」、「実店舗店頭(39.7%)」が3大媒体。参照:ブランドに関する情報で重視する媒体

  • ネット上への要望・苦情投稿などに対するメーカーからの積極的なサポートは、まだ少ないが、ブランドへの高評価形成には有効と想定される。参照:メーカーからの積極的なサポート

  • ブランド重視度大の回答者の2割以上が、製品のよさを推奨した経験あり。特に「使い勝手」、「効用・機能」を中心に推奨。参照:ブランドの他者への推奨状況



【本件に関するお問い合わせ先】

■ 報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ経営研究所
コーポレート統括部 プラクティスサポート部
井上、伊達
Tel:03-5213-4016 (代)
E-mail:


■ 内容に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ経営研究所
情報戦略コンサルティングユニット
デジタルイノベーションコンサルティンググループ
シニアマネージャー 木村
Tel:03-5213-4140(代)


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