2005年12月1日
パソコンのシンクライアント化によるITコストの大幅削減
「サーバ集中化ソリューション」を提供
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株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都渋谷区、社長:佐々木 崇、以下、NTTデータ経営研究所)は、既存のパソコンをシンクライアント化することにより、ITコストを低減させる「サーバ集中化ソリューション」(以下、本ソリューション)の提供を12月1日より開始します。 多くの企業において、一人一台以上のパソコンを利用するようになった結果、パソコンに関するITコストの増大は企業にとって大きな課題となっています。さらに、OSやソフトウェアの高機能化に追随するためには、パソコンを3~4年で買い替えざるを得ないことも、ITコストの上昇に拍車をかけています。また、情報システム部門による各種インストール、バージョンアップ、データのバックアップ、トラブル対応作業等の運用/サポート作業や、エンドユーザ部門でのいわゆる「目に見えないコスト」*1)までを考慮した場合、運用管理コストは、多くの場合、パソコンの調達コストの4~5倍となっています。 本ソリューションは、既存のパソコンをSBC*2)方式でシンクライアント化し、サーバ集中を実現するソリューションです。本ソリューションにより、パソコン上にあったソフトウェアやデータは、サーバで一元管理されるため、パソコンに関する各種運用管理コストを大幅に削減することができます。また、本ソリューションは、既存IT資産の有効活用を考えたソフトウェアベースのソリューションであるため、ロースペックな旧機種の既存パソコン、INSやADSL等の既存のネットワークを、継続利用して、サーバ集中・シンクライアント化が実現できます。本ソリューション導入後に、使用するOSやソフトウェアが高機能化した場合でも、サーバ側の処理能力を増強することにより、パソコンの使用可能期間を延長することができます。 本ソリューションでは、パソコンに関するITコストを以下のように大幅に削減します。 第一に、パソコンの新規調達コストについては、10%~20%程度の削減が可能であると試算しています。本ソリューションでは、既存のパソコンやネットワークを継続して使用することが可能なため、SBCサーバ導入に要する費用以外は不要であり、新規調達コストの削減が可能となります。 第二に、長期的な調達コストについては、30%以上の低減が可能であると試算しています。本ソリューション導入により、パソコンは画面表示専用となるため、ロースペックのパソコンでも使用することができます。OSやソフトウェアが高機能化した場合でも、サーバ側の処理能力を増強することにより、パソコンの使用可能期間を延長することができます。 第三に、運用管理コストについては、50%以上が低減できると試算しています。本ソリューションにより、各ユーザの環境はサーバ側に存在し、パソコンは各ユーザの環境にアクセスするための汎用的な端末となるため、運用管理コストの大半を占めていたパソコン設置場所でのパソコンに対する以下の運用管理業務が殆ど不要になります。
<本ソリューションの特徴>
NTTデータ経営研究所では、本ソリューションの提供を通じてお客様のITコストを大幅に削減することにより、競争力強化に大きく貢献します。
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以上 |
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< 補足 > 株式会社NTTデータ経営研究所について NTTデータ経営研究所は、平成3年4月にNTTデータ通信株式会社(現在の株式会社NTTデータ)がコンピュータシステムを構築するにあたり、その上流工程である戦略立案からシステム企画までを担うコンサルティング会社として設立されました。 NTTデータ経営研究所のコンサルティングにおける基本スタンスは"クライアント・ファースト"――すなわちお客様のビジネスの成功を最大の目標に掲げています。当事者意識が薄く「べき論」に終始する評論家型コンサルティング、流行のソリューションを押しつけるコンサルティングに陥らぬよう、お客様のニーズを正しく把握し、本質的な課題を発見して仮説を提示します。当社は、外部専門家としての「中立・客観的な視点」に加え、お客様の事情を踏まえた「納得性」も兼ね備えた、真に価値あるコンサルティングを提供します。 |