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お知らせ

2015年9月10日

ASEAN+3 債券市場フォーラム(ABMF)、「フェーズ3報告書」 公表

~ NTTデータグループがサポート ~

株式会社NTTデータ経営研究所

 このたび、NTTデータグループがコンサルティングを通じてサポートしているABMFは9月3日にフェーズ3報告書 「Harmonization and Standardization of Bond Market Infrastructures in ASEAN+3」 を、ABMF事務局であるアジア開発銀行を通じて公表しました。

【ABMF SF2とは】

 ABMF (「ASEAN+3 Bond Market Forum: 債券市場フォーラム)は、2010年9月にASEAN+3(日中韓)域内債券市場慣行の標準化・規制の調和化を目的とした、官民一体のフォーラムとして設置されました。このフォーラムは、ASEAN+3各国のさらなる発展のための手段の一つとして、金融インフラ整備と投資の活性化を促すために発足した、「アジア債券市場育成イニシアティブ(Asian Bond Markets Initiative : ABMI)」の取り組みの一環です。ABMF SF2はABMFのサブフォーラムの一つで、債券市場インフラに関する調査検討を行っています。

 ABMF SF2では、これまでASEAN+3域内の各市場における、国債および社債の決済および元利払いのフローや市場慣行について調査を実施してきました。また、その調査結果を基に、ASEAN+3域内における債券決済インフラの標準化に向けた提言を行ってきました。

【フェーズ3報告書】
「Harmonization and Standardization of Bond Market Infrastructures in ASEAN+3」

 フェーズ3報告書では、ASEAN+3域内の、債券取引のクロスボーダーSTP(Straight Through Processing:自動一環処理) を図る際の相互運用性を高めるために、域内共通の証券決済DVP(Delivery Versus Payment:証券資金同時受払)フローのモデルを示すと共に、ASEAN+3域内でISO20022 (証券、資金メッセージ)、ISIN (International Securities Identification Numbers:国際証券コード)の利用を提言して、その採用状況の調査結果を報告しています。 また、ASEAN+3各国が証券、資金決済分野の標準化に寄与するための組織的枠組みを整備するよう提言しています。

 また、フェーズ3報告書では、2020年までの証券、資金決済インフラのロードマップを提示しています。2015-2016年は債券決済の標準化に関する基本的な合意形成を図り、2017-2018年に国際標準への対応を進め、2019年以降に国際標準への適用を進め、域内におけるクロスボーダーSTP化を図る方針です。

フェーズ3報告書のダウンロードはこちら [5.15MB]

【NTTデータグループの支援】

 NTTデータグループでは、ABMFの取り組みを実現するため、コンサルタントとして各市場の債券取引・決済に関する調査および提言、報告書の原案作成等による支援をしており、今後も継続して取り組んでいきます。

ABMF SF2フェーズ3報告書(アジア開発銀行ABMFサイト)

参考

The ASEAN+3 Multi-Currency Bond Issuance Framework (AMBIF) フェーズ3報告書

ABMF SF2フェーズ1報告書

ABMF SF2フェーズ2報告書

*文中に記載する商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。


【本件に関するお問い合わせ先】

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株式会社NTTデータ経営研究所
コーポレート統括部 プラクティスサポート部
井上、伊達
Tel:03-5213-4016 (代)
E-mail:

■ 内容に関するお問い合わせ先
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グローバル金融コンサルティングユニット
乾 泰司
金融政策コンサルティングユニット
西原 正浩、大橋 慶
TEL: 03-3221-7011(代)

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