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2012年12月21日

「サービス付き高齢者向け住宅におけるカーボン・オフセット」の実施について

~地球にやさしい暮らし、「心地よさ」の共有~

NTT都市開発株式会社
株式会社NTTデータ経営研究所

NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 三ツ村正規)と株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 豊田 充)は、NTT都市開発が運営しているサービス付き高齢者向け住宅(注1)「ウェリスオリーブ新小岩」(東京都葛飾区2010年4月竣工)において、居住者の日常生活におけるCO2排出量をカーボン・オフセット(注2)により、実質ゼロとする取り組みを実施しました。

【概要】

この取り組みは、「ウェリスオリーブ新小岩」に居住される方に、より地球にやさしい住環境を提供したいという想いから、建物への省電力機器の導入(注3)や屋上緑化・植栽などと併せてNTT都市開発が自主的に実施しているカーボン・オフセットです。

「ウェリスオリーブ新小岩」に入居された居住者の日常生活に伴うCO2排出量として、1世帯当たり5トン(注4)のCER(注5)を償却し、カーボン・オフセットを実施しています。

NTT都市開発は、NTTデータ経営研究所が主催する「カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト(以下COP)」(注6)に参加し、正当性はこのCOPにより確認されています。

【意義】

NTT都市開発のマンションブランドである「ウェリス(WELLITH)」は、WELL(心地よい)とWITH(共に)から造られています。

高齢者向け住宅におけるカーボン・オフセットは、省電力機器の導入とカーボン・オフセットにより、居住者の日常生活に おけるCO2排出量を実質的にゼロとすることで、居住者にそこに住まうことが地球にやさしい暮らしにつながるという「心地よさ」を感じていただける取り組みと考えます。

また、「心地よさ」が、訪れる家族などを通じて世代を超えて伝わることにより「次世代に語り継ぐカーボン・オフセット」の 実現が見込まれます。さらにこの取り組みが、「心地よさ」を感じた居住者とご家族などがそれぞれに環境問題に関心を持ち、新たな行動につながることで、高齢化社会を迎えている日本における低炭素社会の実現に向けた活動に裾野の広がりをもたらすと考えています。

【今後について】

「ウェリスオリーブ新小岩」におけるカーボン・オフセットは2013年度以降も継続していく予定です。

さらに、「NTTクレド基町ビル」(広島県広島市)の2013年度の共用部のCO2排出量についてカーボン・オフセットを実施する予定です。

写真

「ウェリスオリーブ新小岩」外観

(注1)サービス付き高齢者向け住宅
バリアフリー構造等を有し、介護・医療と連携し高齢者を支援するサービスを提供する住宅。高齢者の居住の安定を確保することを目的として、国土交通省・厚生労働省が所管する「高齢者住まい法」の改正により平成23年10月から登録がスタート
(注2) カーボン・オフセット
自主的な削減努力によっては削減できないCO2排出を、森林吸収源を守る植林やクリーンエネルギーなどの事業に投資することにより、排出相当分を相殺(オフセット)する仕組み
(注3) 建物への省電力機器の導入
  1. ① 共同キッチン、浴室を設けて光熱施設を集約化することで、居住者の皆様のコミュニケーション促進や利便性向上と同時に調理、入浴時の光熱水道に係るエネルギー削減に貢献
  2. ② ルームキーに付いているライフリズムキーの差し込みにより、電気照明類が点灯するといった、外出時の電気照明消し忘れ防止機能など、高齢者の負担を軽減できるように、通常のマンションには設置されていない省電力機器を標準で導入
  3. ③ 高齢者向け住宅であるため階段の利用率が低いことから、階段室では人感センサーにより照明が点灯するよう配慮
(注4) 1世帯当たり5トン
設定根拠は日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2010年度)確定値(温室効果ガスインベントリオフィス)より1世帯当たりの日常生活における年間CO2排出量を4.76(約5)トンと設定
(注5) CER
Certified Emission Reductionの略。京都議定書にて規定されている、京都メカニズムのひとつである途上国において実施されるCO2削減プロジェクト(CDMプロジェクト)により獲得される排出権
(注6) COP
NTTデータ経営研究所が主催するCOP(カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト)は、これまで企業の事業活動に伴うCO2排出や、企業の社員の日常生活におけるCO2排出について、2008年から約46,000トンのCERの償却によりカーボン・オフセットを実施しています
≪NTTデータ経営研究所WebサイトのCOPに関する紹介ページ≫
http://www.keieiken.co.jp/services/socio_eco/04-1global_heating.html

以上


【本件に関するお問い合わせ先】

実施全般に関するお問い合わせ先

NTT都市開発株式会社 総務部 広報担当 肝付、千葉 03-6811-6241

カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト(COP)に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ経営研究所 プラクティスサポート部 井上、秦 03-5213-4170

 
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