2010年5月13日
凸版印刷、カーボンオフセット・イージーオーダー・カレンダーを商品化
~ 排出権取引を活用し、印刷工程におけるCO2排出量をカーボンオフセットでゼロに ~
株式会社NTTデータ経営研究所
凸版印刷株式会社 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷) は、株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:谷口和道)が主催する「カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト(以下、COP)」(2007年10月発足)と共同で、印刷工程におけるCO2排出をカーボンオフセット(注1)の活用により、ゼロとしたカーボンオフセット・イージーオーダー・カレンダーを開発、2010年5月中旬より本格的な販売を開始します。 今回、凸版印刷は、展開するイージーオーダー・カレンダー「TOPカレンダー」約200種類のうち、7種類にカーボンオフセットを適用しました。 「TOPカレンダー」は、凸版印刷が用意した絵柄や形状、素材などから好みのモノを選択し、販促・広告向けの自社カレンダーが低コストで制作可能となるサービスです。環境に配慮した素材や、卓上カレンダーなど幅広いラインナップで約200種類のバリエーションがあります。 環境問題へ敏感な企業向けの新しい環境配慮製品として、本格的な販売を開始します。
<キャプション> 【想定価格】1色で各企業の名前を印刷し100部の場合 1部あたり約700円から900円。 【販売目標】該当7品種について、2010年度売上で約3億円。 【背景】COP参加企業である凸版印刷は、2009年度において、イージーオーダー・カレンダーの印刷に係るエネルギー使用により排出すると推計される、CO2排出量である、約14 CO2トン相当の京都クレジットを既に購入し償却しています。今回は2011年度版イージーオーダー・カレンダーについて2009年度に製造されたものを対象として特定品目を「カーボンオフセット・カレンダー」として販売します。COPにおいては、CER(注2)を企業の事業活動によるCO2排出量削減にも活用するため、CER購入に関わる費用は参加企業である凸版印刷が全額負担しています。 凸版印刷ではこれまでに、環境配慮型の紙製飲料缶「カートカン」(注3)製造工場である袖ヶ浦工場、および本社をカーボンオフセットによる「CO2排出量ゼロ工場」、「CO2排出量ゼロオフィス」を試験的な取り組みとして実施しており、今回のカーボンオフセット・カレンダーは、それに続く取り組みとなります。 なお、NTTデータ経営研究所COP事務局では、凸版印刷のカーボンオフセット・カレンダーにおけるカーボンオフセットの正当性の証として、「自主的オフセットマーク」を付与し、該当のカレンダーに印字するものとします。 【今後の展開】凸版印刷では、今後も低炭素社会の実現にむけ、「カートカン」をはじめ環境に配慮した新製品/サービスの開発、提供を積極的に展開していきます。 COPにおいては今後も、企業の事業活動におけるカーボンオフセット、さらには社員や一般消費者における日常生活におけるカーボンオフセットの普及拡大を、COP参加企業と進めていきたいと考えています。 また、COPでは、カーボンオフセットにより、企業の事業活動におけるCO2排出量削減と、環境配慮型戦略商品開発を同時に実現するというコンセプトに基づき、企業におけるカーボンオフセットを拡大し、2008~2012年までの5年間で1百万CO2トンのCERの償却を目指し、我が国の京都議定書削減目標達成にも貢献したいと考えています。 以上
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◇凸版印刷株式会社 広報本部 ◇株式会社NTTデータ経営研究所 マーケティング本部 参照:「COP(カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト)」ページへ |