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調査概要

  1. gooリサーチ(*1)登録モニター(業種:通信・IT関連サービス)
  2. 調査方法:非公開型インターネットアンケート
  3. 調査期間:2008年10月8日~2008年10月10日
  4. 有効回答者数:1,199人
  5. 回答者の属性

<性別>
全体

1199人

100.0%

男性 1067人 89.0%
女性 132人 11.0%

<年齢>
全体 1199人 100.0%
25歳未満 25人 2.1%
25歳~30歳未満 151人 12.6%
30歳~35歳未満 242人 20.2%
35歳~40歳未満 248人 20.7%
40歳~45歳未満 241人 20.1%
45歳~50歳未満 169人 14.1%
50歳以上 123人 10.3%

<役職>
全体 1199人 100.0%
経営者・役員クラス 52人 4.3%
事業部長・部長クラス 103人 8.6%
課長クラス 207人 17.3%
係長・主任クラス 352人 29.4%
一般社員 485人 40.5%
契約社員・派遣社員 0人 0.0%
その他 0人 0.0%

<職種>
全体 1199人 100.0%
コンサルタント・システム企画担当者 96人 8.0%
プロジェクトマネジャー 175人 14.6%
専門技術者(ITアーキテクト/ITスペシャリスト
/アプリケーションスペシャリスト等)
296人 24.7%
プログラマー 206人 17.2%
運用保守担当者 171人 14.3%
営業 185人 15.4%
その他 70人 5.8%

<評価レベル(*2)>
全体 1147人 100.0%
上位レベル 208人 18.1%
中位レベル 753人 65.7%
下位レベル 186人 16.2%

<所属企業の業種>
全体 1199人 100.0%
システムインテグレーター 458人 38.2%
ハードベンダー(メーカー) 52人 4.3%
ソフトウェアベンダー 364人 30.4%
データセンター 27人 2.3%
保守サービスプロバイダー 33人 2.8%
コンサルティング会社 48人 4.0%
事業会社/公共団体等の情報システム子会社 79人 6.6%
その他 138人 11.5%

<所属企業の年商(単体)>
全体 1199人 100.0%
100億円未満 624人 52.0%
100~150億円未満 86人 7.2%
150~200億円未満 39人 3.3%
200~300億円未満 60人 5.0%
300~500億円未満 79人 6.6%
500~1000億円未満 86人 7.2%
1000億円以上 225人 18.8%

<所属企業の業績推移>
全体 1199人 100.0%
過去2-3年に比べて、業績が急激に向上している 41人 3.4%
過去2-3年に比べて、業績がやや向上している 405人 33.8%
過去2-3年に比べて、ほぼ同水準である 411人 34.3%
過去2-3年に比べて、業績がやや悪化している 277人 23.1%
過去2-3年に比べて、業績が急激に悪化している 65人 5.4%

【補足】
(*1) 「gooリサーチ
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントが企画・実査・集計を行う、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービス。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(10.2万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(6.7万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、総計261万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、さまざまな市場調査ニーズに対応している。(モニターの人数は2008年11月現在)

(*2) 「評価レベル」は、あくまでも回答者の自己認識によるものである。


 



調査結果




1. 「転職」についての意識

◆ 現在、「転職を考えている」人材は、4割以上(44.8%)

現在、転職を考えているかを尋ねたところ、「転職を考えており、志望企業や人材仲介会社と接触している、または予定がある」(5.9%)と「転職を考えており、転職に向けた情報収集を始めている」(13.5%)、「転職を考えているが、具体的な行動は起こしていない」(25.4%)を合わせ、4割以上(44.8%)が転職を考えていることが分かった【図表1-1】。

【図表1-1】 現在、「転職を考えている」人材
【図表1-1】 現在、「転職を考えている」人材

◆ 評価上位者に限っても、「転職を考えている人材」は、4割以上(44.2%)

評価上位者に限って、転職志向を見ると、「転職を考えており、志望企業や人材仲介会社と接触している、または予定がある」(9.6%)と「転職を考えており、転職に向けた情報収集を始めている」(12.0%)、「転職を考えているが、具体的な行動は起こしていない」(22.6%)を合わせ、4割以上(44.2%)が転職を考えている。 【図表1-2】

 

【図表1-2】 評価レベル別の「転職を考えている」人材
【図表1-2】 評価レベル別の「転職を考えている」人材

◆ 30歳未満に限ると、「転職を考えている人材」は、6割以上(63.6%)に増加

30歳未満に限って、転職志向を見ると、「転職を考えており、志望企業や人材仲介会社と接触している、または予定がある」(9.7%)と「転職を考えており、転職に向けた情報収集を始めている」(18.8%)、「転職を考えているが、具体的な行動は起こしていない」(35.2%)を合わせ、転職を考えている人材は6割以上(63.7%)と、全体に占める割合(44.8%)に比べて多い。 【図表1-3】

 

【図表1-3】 年代別の「転職を考えている」人材
【図表1-3】 年代別の「転職を考えている」人材

◆ 30歳未満に限ると、さらに、実際に「転職活動を行っている」人材は、3割近く(28.5%)

30歳未満については、「転職を考えており、志望企業や人材仲介会社と接触している、または予定がある」(9.7%)と「転職を考えており、転職に向けた情報収集を始めている」(18.8%)を合わせ、具体的に転職活動を行っている人材は3割近く(28.5%)と、実に4人に1人以上が転職活動を行っている。 【上記、図表1-3】

◆「ITと直接関係の無い異業種」への転職希望者は、3割(30.0%)

転職を考えている人材に対して、転職先として希望する業種を尋ねたところ、最も多かった希望先は「ITベンダー」(49.9%)であり、次いで「情報システム部門(情報システム子会社含む)」(36.9%)とIT業界が第1、2位であったが、第3位として「ITとは直接関係の無い異業種」も3割(30.0%)の人材が選択肢に入れていることが分かった。【図表1-4】

 

【図表1-4】 転職を考えている人材(※1)の「転職希望業種」
【図表1-4】「ITと直接関係の無い異業種」への転職希望者は、3割
(※1) 「転職を考えている」 ・・・ 現在、「転職を考えており、志望企業や人材仲介会社と接触している(予定がある)」と「転職を考えており、転職に向けた情報収集を始めている」「転職を考えているが、具体的な行動は起こしていない」の回答数の合計
(※2) 「ITベンダー」 ・・・ システムインテグレーター/ハードベンダー/ソフトウエアベンダー/保守サービスプロバイダー等

 

◆現在、転職を考えている人材の内、「仕事へのモチベーションが高い」人材は、5割近く(48.6%)

転職を考えている人材に対して、社内の周囲の人間に比べた仕事へのモチベーションの高さを尋ねたところ、「モチベーションは高いと思う」(6.3%)と「どちらかといえば高い方だと思う」(42.3%)を合わせ、5割近く(48.6%)の人材が、仕事へのモチベーションが高いにもかかわらず転職を考えていることが分かった。【図表1-5】

 

【図表1-5】 「転職を考えている」人材の内、 周囲に比べて「仕事に対するモチベーションが高い」人材
【図表1-5】現在、転職を考えている人材の内、「仕事へのモチベーションが高い」人材は、5割近く(48.6%)
(※1) 「転職を考えている」 ・・・ 現在、「転職を考えており、志望企業や人材仲介会社と接触している(予定がある)」と「転職を考えており、転職に向けた情報収集を始めている」「転職を考えているが、具体的な行動は起こしていない」の回答数の合計
(※2) 「転職は考えていない」 ・・・ 「特に、転職は考えていない」の回答数

◆ 「仕事に対するモチベーションが低い」人材は、5割近く(45.6%)

社内の周囲の人間に比べた仕事に対するモチベーションの高さを尋ねたところ、「どちらかといえば低い方だと思う」(36.1%)と「低いと思う」(9.5%)を合わせ、5割近く(45.6%)が仕事に対するモチベーションが低いことが分かった。【図表1-6】

【図表1-6】 周囲に比べて「仕事に対するモチベーションが低い」人材
【図表1-6】周囲に比べて「仕事に対するモチベーションが低い」人材

◆ 30歳未満に限ると、「仕事に対するモチベーションが低い」人材は、5割以上(52.2%)に増加

30歳未満に限って、仕事に対するモチベーションの高低を見ると、「どちらかといえば低い方だと思う」(42.0%)と「低い方だと思う」(10.2%)を合わせ、モチベーションが低い人材は5割以上(52.2%)と、全体に占める割合(45.6%)に比べて多い。 【図表1-7】

 

【図表1-7】 年代別の「仕事に対するモチベーションが低い」人材
【図表1-7】 年代別の「仕事に対するモチベーションが低い」人材

◆ “社員が離れる会社”の特徴

[第1位] 人事評価のフィードバック時間が不十分 【人事制度】
[第2位] チャレンジする社員が少数 【職場】
[第3位] 人事評価が不適正 【人事制度】
[第4位] 仕事量が不適正 【仕事】
[第5位] 研修プログラムの内容・頻度が非充実 【人材開発】

転職を考えている人材に対して、所属企業に「当てはまらない」特徴(制度・風土)を尋ねたところ、「当てはまらない」項目として、「人事評価では、フィードバックに時間をかけている」(DI値:36.1ポイント)、「失敗を恐れず、チャレンジする社員が多い」(同30.2ポイント)、「人事評価は、結果だけでなく意欲や工夫も含めて、適正に行われている」(同30.0ポイント)、「仕事量は、社員にとって適正な水準である」(同27.0ポイント)、「研修プログラムの内容や頻度が充実している」(同25.3ポイント)が上位として挙げられた。【図表1-8】

 

【図表1-8】“社員が離れる会社“の「特徴」
順位 項目 DI値
1 人事評価では、フィードバックに時間をかけていない【人事制度】 36.1
2 失敗を恐れず、チャレンジする社員が多くない【職場】 30.2
3 人事評価は、結果だけでなく意欲や工夫も含めて、適正に行われていない【人事制度】 30.0
4 仕事量は、社員にとって適正な水準でない【仕事】 27.0
5 研修プログラムの内容や頻度が充実していない【人材開発】 25.3
6 職場では先輩が仕事やキャリアについてアドバイスしてくれない【人材開発】 22.0
7 賃金・賞与水準は、世間一般より低い【人事制度】
20.7
8 経営理念・ビジョンは、社員に共感されていない【経営】 19.6
9 社員のキャリアにとって、今の仕事がどんな意味を持っているのか理解できていない【仕事】 18.3
10 社員は、自身の能力が仕事に活かされていると実感していない【仕事】 17.0
11 管理職になる以外にも、専門性を生かしたキャリアを目指すことができていない【人材開発】 14.3
12 異動・配置の際、個人のキャリア希望も考慮してくれない【人材開発】 10.1
13 仕事は、社員自らが主体的に企画・実行できていない【仕事】 9.9
14 経営戦略・経営方針は、社員と共有されていない【経営】 9.3
15 職場では、お互いに批判するより褒め合うことが多くない【職場】 9.1
16 組織・チームの成績も、個人評価に反映していない【人事制度】 6.9
17 経営者は、社員から信頼されていない【経営】 6.2
18 上司は、部下から信頼されていない【職場】 0.7
19 上司は、社員の意見を聞き、尊重することが多くない【職場】 ▲0.6
20 業績達成に向けて、社員に結果の説明が定期的に求められない【経営】 ▲12.3
() DI値 ・・・ 各項目について、「当てはまらない」と回答した割合(%)から、「当てはまる」と回答した割合(%)を 差し引いた値。(ただし上記図表では項目の表記を否定形に直して記載)

2. 「ポテンシャル(成長の伸びしろ)」についての意識

◆ 現在、「自身の保有能力を発揮できていない」人材は、4割近く(35.8%)

現在、持っている能力を最大限発揮できているかを尋ねたところ、「ほとんど発揮できていない」(6.8%)と「あまり発揮できていない」(29.0%)を合わせ、4割近く(35.8%)が持っている能力を最大限発揮できていないことが分かった。【図表2-1】

 

【図表2-1】 現在、「自身の保有能力を発揮できていない」人材
【図表2-1】 現在、「自身の保有能力を発揮できていない」人材

◆ 将来、「今の職場・仕事のままではさらなる能力を発揮できない」人材は、6割以上(62.6%)

将来、今の職場・仕事で、さらなる能力の発揮ができるかを尋ねたところ、「今の職場・仕事にて、さらなる能力を発揮できると思う」(37.4%)は4割以下にとどまり、「今の職場・仕事では難しいが、会社内にはさらなる能力を発揮できる職場・仕事があると思う」(38.7%)と「今の職場・仕事でも会社内でも、さらなる能力発揮は難しいと思う」(23.9%)を合わせ、6割以上(62.6%)が今の職場・仕事のままではさらなる能力の発揮が難しいと感じていることが分かった。【図表2-2】

 

【図表2-2】将来、「今の職場・仕事のままではさらなる能力を発揮できない」人材
【図表2-2】将来、「今の職場・仕事のままではさらなる能力を発揮できない」人材

◆ 評価上位者に限っても、将来、「今の職場・仕事のままではさらなる能力を発揮できない」人材は、5割近く(45.7%)

評価上位者に限って、今の職場・仕事のままでさらなる能力の発揮可否を見ると、「今の職場・仕事では難しいが、会社内にはさらなる能力を発揮できる職場・仕事があると思う」(31.3%)と「今の職場・仕事でも会社内でも、さらなる能力発揮は難しいと思う」(14.4%)を合わせ、5割近く(45.7%)が今の職場・仕事のままではさらなる能力の発揮が難しいと感じている。 【図表2-3】

【図表2-3】評価レベル別の「今の職場・仕事のままでは能力を発揮できない」人材
【図表2-3】評価レベル別の「今の職場・仕事のままでは能力を発揮できない」人材

◆ 現在、保有能力を発揮できている人材の内、将来、「今の職場・仕事のままではさらなる能力を発揮できない」人材は、5割近く(48.0%)

現在、保有能力を発揮できている人材に限って、今の職場・仕事のままでさらなる能力の発揮可否を見ると、「今の職場・仕事では難しいが、会社内にはさらなる能力を発揮できる職場・仕事があると思う」(35.7%)と「今の職場・仕事でも会社内でも、さらなる能力発揮は難しいと思う」(12.3%)を合わせ、5割近く(48.0%)が今の職場・仕事のままではさらなる能力の発揮が難しいと感じている。 【図表2-4】

【図表2-4】 保有能力の発揮状況別の 「今の職場・仕事のままではさらなる能力を発揮できない」人材
【図表2-4】 保有能力の発揮状況別の 「今の職場・仕事のままではさらなる能力を発揮できない」人材
(※1) 「現在、発揮できている」 ・・・ 現在持っている能力を最大限、「十分発揮できている」と「ある程度発揮できている」の回答数の合計
(※2) 「現在、発揮できていない」 ・・・ 現在持っている能力を最大限、「ほとんど発揮できていない」と「あまり発揮できていない」の回答数の合計

 

◆ 「会社は社員の能力活用に努めていない」 と感じている人材は、5割近く(46.5%)

会社が社員の能力を最大限活かそうと努めているかを尋ねたところ、「あまり努めていないように感じる」(32.8%)と「ほとんど努めていないように感じる」(13.7%)と合わせ、5割近く(46.5%)が会社は社員の能力活用に努めていないと感じていることが分かった。【図表2-5】

【図表2-5】 「会社は社員の能力活用に努めていない」 と感じている人材
【図表2-5】 「会社は社員の能力活用に努めていない」 と感じている人材

◆ 社員の能力活用に努めていない企業の内、「近年業績が向上していない」企業は、7割以上(71.0%)

所属企業は社員の能力活用に努めていないと感じている人材について、過去2~3年と比べた所属企業の業績推移を尋ねたところ、「業績が急激に悪化している」(6.5%)と「業績がやや悪化している」(28.0%)、「ほぼ同水準である」(36.5%)を合わせ、近年、業績は向上していない企業が7割以上(71.0%)を占めることが分かった。【図表2-6】

【図表2-6】 社員の能力活用への努力別の「近年の企業業績」
【図表2-6】 社員の能力活用への努力別の「近年の企業業績」

◆ “社員を活かす会社”の特徴

[第1位] 上司による社員の声の尊重 【職場】
[第2位] 上司への信頼の大きさ 【職場】
[第3位] 社員への成果説明の義務付け 【経営】
[第4位] 社員との経営戦略・方針の共有 【経営】
[第5位] 経営者への信頼の大きさ 【経営】

会社は社員の能力活用に努めていると感じている人材に対して、所属企業に「当てはまる」特徴(制度・風土)を尋ねたところ、上位5項目として、「上司は、社員の意見を聞き、尊重することが多い」(DI値※:50.2ポイント)、「上司は、部下から信頼されている」(同49.4ポイント)、「業績達成に向けて、社員に結果の説明が定期的に求められる」(同48.0ポイント)、「経営戦略・経営方針は、社員と共有されている」(同42.1ポイント)、「経営者は、社員から信頼されている」(同38.8ポイント)が挙げられた。【図表2-7】

 

【図表2-7】“社員を活かす会社“の「特徴」
順位 項目 DI値
1 上司は、社員の意見を聞き、尊重することが多い【職場】 50.2
2 上司は、部下から信頼されている【職場】 49.4
3 業績達成に向けて、社員に結果の説明が定期的に求められる【経営】 48.0
4 経営戦略・経営方針は、社員と共有されている【経営】 42.1
5 経営者は、社員から信頼されている【経営】 38.8
6 異動・配置の際、個人のキャリア希望も考慮してくれる【人材開発】 36.6
7 組織・チームの成績も、個人評価に反映している【人事制度】 34.7
8 経営理念・ビジョンは、社員に共感されている【経営】 31.2
9 管理職になる以外にも、専門性を活かしたキャリアを目指すことができている【人材開発】 26.5
10 社員は、自身の能力が仕事に活かされていると実感している【仕事】 24.6
11 社員のキャリアにとって、今の仕事がどんな意味を持っているのか理解できている【仕事】 23.4
12 仕事は、社員自らが主体的に企画・実行できている【仕事】 22.4
13 人事評価は、結果だけでなく意欲や工夫も含めて、適正に行われている【人事制度】 21.0
14 職場では先輩が仕事やキャリアについてアドバイスしてくれる【人材開発】 19.8
15 職場では、お互いに批判するより褒め合うことが多い【職場】 19.2
16 研修プログラムの内容や頻度が充実している【人材開発】 13.9
17 賃金・賞与水準は、世間一般と同じか、もしくは高い【人事制度】 11.4
18 人事評価では、フィードバックに時間をかけている【人事制度】 7.9
19 失敗を恐れず、チャレンジする社員が多い【職場】 2.0
20 20 仕事量は、社員にとって適正な水準である【仕事】 0.3
() DI値 ・・・ 各項目について、「当てはまる」と回答した割合(%)から、「当てはまらない」と回答した割合(%)を差し引いた値。

3. 「スキルシフト(変化への対応)」についての意識

◆ 「自身のスキル高度化の必要性を感じている」人材は、9割以上(93.1%)

自身の保有スキルを高めていく必要性を感じているかを尋ねたところ、「強く感じている」(41.4%)と「ある程度、感じている」(51.7%)を合わせ、スキルを高めていく必要性を感じている人材は実に9割以上(93.1%)であった。 【図表3-1】

【図表3-1】 「自身のスキル高度化の必要性を感じている」人材
【図表3-1】 「自身のスキル高度化の必要性を感じている」人材

◆ 「会社は社員に対して必要スキルを明示できていない」と感じている人材は、5割以上(50.9%)

会社が社員に対して今後どのようなスキルを伸ばすべきか明示しているかを尋ねたところ、「具体的かつ体系立てて明示している」(7.2%)は1割にも満たない一方で、「明示していない」(17.6%)と「あまり明示できていない」(33.3%)を合わせ、5割以上(50.9%)の人材が、会社は社員に対して必要スキルを明示できていないと感じていることが分かった。【図表3-2】

【図表3-2】「会社は社員に対して必要スキルを明示できていない」と感じている人材
【図表3-2】「会社は社員に対して必要スキルを明示できていない」と感じている人材

◆ 「社員に対して必要スキルを明示できていない企業」の割合が多い業種

[第1位] データセンター(59.2%)
[第2位] ソフトウエアベンダー(56.3%)
[第3位] 情報システム子会社(51.9%)

業種別に、社員に対して必要スキルを明示できていない企業の割合を見たところ、上位3業種は、「データセンター」(59.2%)、「ソフトウエアベンダー」(56.3%)、「事業会社/公共団体等の情報システム子会社」(51.9%)であり、いずれの業種においても、明示できていない企業の割合は過半数であった。【図表3-3】

【図表3-3】 業種別の「社員に対する必要スキルの明示・非明示」
【図表3-3】 業種別の「社員に対する必要スキルの明示・非明示」

◆ 社員に対して必要スキルを明示できていない企業の内、「近年業績が向上していない」企業は、7割近く(67.9%)

所属企業は社員に対して必要スキルを明示できていないと感じている人材に対して、過去2~3年と比べた所属企業の業績推移を尋ねたところ、「業績が急激に悪化している」(5.9%)と「業績がやや悪化している」(26.6%)、「ほぼ同水準である」(35.4%)を合わせ、近年、業績は向上していない企業が7割近く(67.9%)を占めることが分かった。【図表3-4】

【図表3-4】 社員に対する必要スキルの明示・非明示別の「近年の企業業績」
【図表3-4】 社員に対する必要スキルの明示・非明示別の「近年の企業業績」

(※1)「明示している企業」 ・・・

社員に対して必要スキルを「具体的かつ体系立てて明示している」と、「部分的・断片的には明示している」の回答数の合計

(※2) 「明示していない企業」 ・・・

社員に対して必要スキルを「あまり明示していない」と「明示していない」、 の回答数の合計


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