新型コロナウイルス感染症の拡大という状況を踏まえ、NTTデータ経営研究所では、この新しい社会課題に向けた議論を行っていくために2020年3月から「ウィズコロナ・プロジェクト」を立ち上げています。
当プロジェクトでは、「テレワーク」「デジタル技術活用」「BCP(事業継続計画)」「医療体制」「行動変容」「産業構造変革」といったテーマごとに、当該領域を専門とするコンサルタントを組織化し、これまで培ってきたナレッジを活用しつつ、調査や議論を行っています。
今般、本プロジェクトの成果のひとつとして、コロナ禍に立ち向かうための新しいデジタル社会像に関する提言として、コロナ禍に立ち向かうためのデジタル社会提言 「オンライン・ファースト社会」という新しい日常 ~ オンラインとリアルが融合する社会へ ~を取りまとめました。今後は、当社内に設置している、外部有識者をメンバーとする「情報未来研究会」等の場において、今回の提言をより深め、実現に向けた具体的な方向性について議論を行っていく予定です。また、各テーマに関する検討結果もまとまり次第随時こちらのサイトで公開していきます。
当社は、『IT-BRAINS for Info-Future(新しい社会の姿を構想し、ともに「情報未来」を築く)』というコンセプトを掲げるコンサルティングファームとして、これからも社会に対して有益な情報を発信してまいります。
2020年7月
NTTデータ経営研究所
代表取締役社長
提言
新型コロナウイルスに関連し、NTTデータ経営研究所としての提言・メッセージをご紹介します。
- 「鼎談 オンライン・ファースト社会の実現に向けて」/柳 圭一郎、國領 二郎、三谷 慶一郎(2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- 「『オンライン・ファースト社会』提言の背景となる私たちの認識」/三谷 慶一郎、四條 亨、伊藤藍子(2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- プレスリリースコロナ禍に立ち向かうためのデジタル社会提言 「オンライン・ファースト社会」という新しい日常 ~ オンラインとリアルが融合する社会へ ~(2020年7月22日)
- 「だが、デジタル技術はここにある」/三谷 慶一郎(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
テレワーク
コロナ禍によってテレワークがどのように活用されたか、また課題は何だったのかについて、大規模オンライン調査を元に浮かび上がる課題と解決の糸口をご紹介します。
- 「「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言前後におけるテレワークの実施状況に関する調査」から見るウィズコロナでのテレワークのかたち」/加藤 真由美、坂本 太郎、實方 裕真 (2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- プレスリリース「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言前後におけるテレワークの実施状況に関する調査 ~業務最適化の状況により、テレワーク/出社の二極化が進む中、従業員に対する健康に配慮した方針が勤続意向を高める~」(2020年9月10日)
- 「働き方とウィズコロナ」/加藤 真由美(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
デジタル活用
コロナ禍による国内生活者の意識・行動変化を考慮し、デジタル技術を活用していかなる時も価値を提供するためのヒントを提供いたします。
- 「ウィズコロナ時代のデジタルを活用した新たな体験価値」/浅井 杏子、 田島 瑞希 (2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- 日経産業新聞記事「DX推進どう取り組む?」/三谷 慶一郎(2020年7月31日)
- 電波新聞記事「変革期をよむ3~キーマンに聞く」三谷 慶一郎/三谷 慶一郎 (2020年5月28日)
BCP
今回のコロナウイルス感染症拡大を契機に、企業や行政機関などにおいて定義されていたBCPが現実的にどの程度有効に機能したのか、また課題は何だったのかをここで明らかにしていきます。
- 「ウィズコロナ時代のパンデミックBCP」/松岡 結衣 (2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- プレスリリース「『企業の事業継続に係る意識調査(第6回)』 コロナ禍においてBCPを発動した企業は2割にとどまる ~BCP策定率は初の減少に。『初動対応の多様化』『モノ・コト代替策の再検討』が課題~」(2020年8月28日)
- 「金融機関にみられるポストコロナの新しい世界観」/大野 博堂(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
- 「新型コロナウイルスへの対応から得られた教訓を今後のBCP策定に生かすために」/市村 雅史(2020年7月掲載「経営研レポート」より)
医療
今般のコロナ禍によって明らかになった課題を再整理し、医療体制におけるレジリエンスを強化するための提言を行っていきます。
- 「ウィズコロナ時代を見据えた医療提供体制のあり方について」/桜花 和也、加藤 篤博(2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- 「ウィズコロナ社会における医療介護業界の人材活用の在り方/塙 由布子(2020年9月 「経営研レポート」より)
- 「with/afterコロナ時代のフィットネス、リハビリテーションの在り方」梶原 侑馬/河本 敏夫 2020年8月「経営研レポート」より)
- 「医療機関の感染症対策に関するBCPについて 」/鈴木 教雄(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
- 「コロナ禍で注目、普及拡大するオンライン診療」/岸本 純子(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
行動変容
今般の災害の効果的な対策は、社会全体としての打ち手だけでなく、個々人の行動変容が大きな意味を持つことがわかっています。ここでは、行動変容に軸足をおいて情報の収集・分析を行うとともに、感染拡大を抑制するための個人行動の変容促進に向けたヒントを提供します。
- 「エビデンスに基づく行動変容施策 ~本当に人を動かすために~」/小林 健太郎 (2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- 「効果的な働き方施策・観光施策としてのワーケーションの可能性 ~実証実験によるエビデンスに基づく示唆~」/茨木 拓也、山崎 和行 (2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- ニュースリリース:ウィズコロナ時代の行動変容を支援 ~行動デザインサービスの提供を開始~/(2020年8月3日)
- ニュースリリース:本当に人を動かすことが出来る施策とは? ~行動変容施策立案のためのエビデンス創出オンライン実験を実施~/(2020年8月3日)
- 「コロナで学ぶ意思決定科学」/茨木 拓也(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
- 「パンデミック下におけるナッジ活用の可能性」/行動デザインチーム(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
産業構造
新型コロナウイルスのパンデミック発生により、日本企業が直面し、対応を迫られるであろう産業構造の変化とその対応策についてご紹介します。
- 「新時代への移行期における業界変革と再編」/人見 健(2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
交通
- 「公共交通の新型コロナウイルス感染症対策」/三笠 武則(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
観光
- 「アフターコロナを見据えた観光の姿」/石丸 希・實方 裕真(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
イベント
- 「イベント開催時における感染症リスクへの対応」/ 鈴木 教雄・山田 真司(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
金融
- 「コロナ禍が早める住宅ローンビジネスの限界 ~地方移住を起点とした新たな銀行ビジネスの必要性~」/菊重 琢、髙木 真弥(2020年8月「経営研」レポートより)
- 「金融機関にみられるポストコロナの新しい世界観 」/大野 博堂(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
- 「COVID−19のもたらす“新たな世界”と金融機関」/藤岡 春(2020年7月3日発行「情報未来64号」より)
教育
- 「Withコロナ時代のオンライン教育の格差対策 ~オンライン医療と比較して~」/梶原 侑、河本 敏夫 (2020年5月「経営研」レポートより)
スポーツ
- 「『無観客試合時代におけるデジタル観戦体験の在り方とは』を終えて~Sports-Tech & Business Labオンライン研究会」/河本 敏夫 (2020年9月18日発行「情報未来65号」より)
- 「withコロナ・afterコロナ社会におけるスポーツテックへの期待、他産業への応用可能性」/竹中 大也、梶原 侑馬、河本 敏夫(2020年5月「経営研」レポートより)