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ヘルスコミュニケーション

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なぜやるのか(WHY)

予防・健康づくり、医療、介護福祉等の分野において、コミュニケーションが個人の意思決定や行動、そして治療のアウトカムにまで影響を及ぼすことから、近年、ヘルスコミュニケーションの重要性やニーズが高まっています。

特に、コロナ禍で「インフォデミック(Information(情報)とEpidemic(伝染病)を組み合わせた言葉)」が注目されており、健康情報について、自ら情報を理解し、評価し、活用するといったヘルスリテラシーの求められる機会が増加しています。

さらに、対面コミュニケーションの減少が、メンタルヘルスといった具体的な心身の不調のみでなく、人生の最終段階における意思決定の場面や多職種連携、ナレッジ・スキルシェア等、予防・健康づくり、医療、介護福祉等の分野の様々な場面で、すれ違いや非効率性を引き起こしています。

なにをやるのか(WHAT)

私たちが目指すヘルスコミュニケーションのビジョンは、「わかる・届く・つながる・コミュニケーション」です。本来、健康とは本人がその人なりに満たされた状態well-beingであると考えれば、ヘルスコミュニケーションにより、一人ひとりが自分らしく生活し、望む行動ができることを目指したいと考えています。

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どうやるのか(HOW)

医療・健康は「正しさ」が前提にあるため、ヘルスコミュニケーションは「正しい情報を理解させる」「正しい行動をさせる」ことが暗黙の目的になりがちであり、受け手からすると一方的で窮屈なものになりかねません。

しかし、正しいと分かっていても行動できない最たる例が健康づくりです。正しい情報の理解度はヘルスリテラシーに影響され、実現手段は無数にあれど選択が悩ましい。また、家庭環境や職場環境に実行や継続が左右され、そして何より先延ばしや過小評価などの認知バイアスが働きやすい状態にあります。

このような本人の能力や強い意志だけでは実行が難しい場面において、医療者と本人がともに考える双方向のコミュニケーションを、多様な専門職の学術的知見や行動デザイン的手法を用いたコンサルティングサービス、政策提言・実行、メディア等への情報発信を通じて、後押ししたいと考えます。

連載レポート(2022年9月~2023年3月)
「一人ひとりのwell-beingを実現するデジタル時代のヘルスコミュニケーション」

第1回:正しさからその人らしさを実現するヘルスコミュニケーションへ/マネージャー 小林 洋子、コンサルタント 山下 優花

第2回:予防・健康づくりをそっと後押しするためのヘルスコミュニケーションのフォーサイト ~デジタルデータが多様化させる行動変容の「ミライ」~/シニアコンサルタント 西口 周

第3回:こころの不調に対するスティグマをなくしていくために ~正しい知識と印象をとどけるコミュニケーションとは~/シニアコンサルタント 坂井田 萌

第4回:【インタビュー】医療従事者間のコミュニケーションにおける課題と展望~医療従事者の働きやすさにつながるヘルスコミュニケーションの実現に向けて~/コンサルタント 荒川 悠佳

第5回:医療DXとコミュニケーション~遠隔医療の普及に必要なこと~/シニアコンサルタント 南谷 真理子

第6回:生涯を通じて自分らしく生き抜くためのアドバンス・ケア・プランニング~「もしもの時」に備えて今からできるコミュニケーション~/コンサルタント 山下 優花

第7回:がん患者の意思決定を支援するコミュニケーション/マネージャー 小林 洋子

第8回(最終回):ヘルスコミュニケーションへのデジタル活用の可能性とビジョンの実現に向けた当社の役割/シニアコンサルタント 佐々木 成聖

主な関連実績

2023年度

2022年度

メンバー(2023年度時点)

「ライフ・バリュー・クリエイションユニット(LVC)」に所属する医療・介護・福祉等の専門職やアカデミア出身者、行動変容、デジタルヘルス、グローバルヘルス等に関わるコンサルタントが有志で集まっています。

<LVCに所属する医療・介護・福祉等の専門職(順不同)>

保健師、助産師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、公認心理師、診療放射線技師、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、介護支援専門員、認知症ケア専門士

メンバー一覧

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ経営研究所 行動デザインチーム

E-mail :behavior-design@nttdata-strategy.com

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