健康行動デザイン（行動変容）

サービス概要

正しいと分かっていても実行できない、始めても継続できないなど意識と行動のギャップが大きいことが健康行動の特徴です。
私たちは健康無関心層、高齢者、現役世代、子ども・若者、社会経済的に健康を後回しにせざるを得ない人など、それぞれの状況や特性ごとに健康行動のハードルとなる個人要因と環境要因を分析し、本人が行動しやすいアプローチをデザインします。

背景

世界保健機構（WHO）によると、健康とは病気や虚弱でないということではなく、肉体的に精神的にそして社会的に満たされた状態にあることをいいます。すべての人のなりたい姿、Well-beingの実現が必要です。
健康上のリスクが顕在化した方に対応する「ハイリスクアプローチ」に加えて、集団全体に対して健康になれる取り組みを行い、社会全体で潜在的な健康リスクを減らしていく「ポピュレーションアプローチ」が重要視されています。
これらの取組を進める上での課題は、健康無関心層や社会的決定要因（ Social determinants of health: SDH）への対策です。健康無関心層はその原因に応じた対策が必要ですし、SDHは本人の健康意識や生活習慣（個人要因）ではない経済状況や生い立ち、学歴、生活環境等が影響するため、本人を取り巻く環境へのアプローチが必要です。
ポピュレーションアプローチを個別化することは一見逆説的ですが、健康や医療の専門技術にデジタル技術やデータ、そしてコミュニティーやコミュニケーションというヒューマンなアプローチを組み合わせて、それぞれの状況に応じて一人ひとりが健康で暮らせる社会を目指します。