2009年7月14日
NTTデータ経営研究所 / カテナス
画期的なレイアウト主導型端末表示システムKSCSの商品化に成功
株式会社NTTデータ経営研究所
株式会社カテナス 株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 谷口和道 以下、NTTデータ経営研究所)と株式会社カテナス(本社:東京都中央区 代表取締役 吉村克生 以下、カテナス(*1))は、カテナスが開発した、従来とは全く異なるレイアウト主導型言語KIを用いたコンピュータ用表示システムKSCS(Key String Communication System)の事業化に成功しました。 KSCSは、カテナスが開発したコンピュータ言語KIで書かれたシステム、デスクトップ、開発環境、アプリケーション、および、KI言語インタープリタであるSaLAから構成されています。画面レイアウトを入れ子構造化、オブジェクト化することで、動的な「レイアウト主導型」のプログラミングを可能にしています。この特性は、ユーザーが頻繁に画面コンテンツを書き換えるようなシステムニーズに非常に親和性が良く、双方向性を求められるタッチパネルシステム等において、その優位性が発揮され、開発時間、開発コストを従来の数分の一に削減することも可能です。 NTTデータ経営研究所はカテナスのKSCS技術を事業化するため、市場調査から商品企画まで一貫した支援を行い、同技術を適用するにふさわしい市場の開拓と商品化を共同で実施しました。技術開発はカテナスが担当し、企画、市場化はNTTデータ経営研究所が中心に行いました。 KSCSは要素技術であり、その応用可能性が広範囲に及ぶため、NTTデータ経営研究所では、IT企業やメーカーで、設計開発、新規事業立上、マーケティングリサーチ等に豊富な経験を有するコンサルタントを組織化し、KSCSの持つ技術優位性を明確化する作業と、現在IT市場において需要が高まっている分野の分析を行い、領域の絞り込み等を実施しました。その後、技術シーズを探索していた企業とカテナスをマッチングすることで、製品化・市場化を実現しました。また、ユーザーインターフェイス開発時間がHTML、Flashに比較して数分の一になることから、画面開発段階での画面レイアウトや操作性の評価を容易にできるようになるため評価用として導入を検討されている企業もあります。 具体的な製品化の第一弾として、同技術は、既に大手デジタルサイネージメーカー様をはじめ、数社に双方向性のインタラクティブ・デジタルサイネージ用ソフトウエアとして採用が決定しており、カテナスは初年度の売り上げ目標5,000万円を想定しています。 【 KSCS 主な特徴 】■ 解像度フリー
■ 動的レイアウト/動的スタイル
■ 自在枠構造
■ リモーカル・システム
以上
[ 補足 ] (*1)株式会社カテナス カテナスとは、ギリシア語で、「あらゆる人」を意味します。 株式会社カテナスは、「誰でも」、「何でも」をキーワードにして、 ソフトウエア開発、情報通信機器の研究開発で、すべての人に開かれた情報の世界を目指しています。 |
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